アップルパイフィリングを冷ます理由は?冷まさないでも作れるか調査

アップルパイフィリングを冷ます理由

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市販のパイシートがあれば簡単に作ることができるアップルパイ。

アップルパイのレシピはたくさんありますが、どのレシピにも「アップルパイフィリングは冷ます」ように書いてあります。

でも、早く作りたいときとかアップルパイフィリングを冷ます時間がないときがありますよね。

「少しくらい温かくてもいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、それはNG。

アップルパイフィリングを冷ますのにはきちんとした理由があるんです。



そこで今回は、アップルパイフィリングを冷ます理由と、アップルパイフィリングを冷まさないで作った場合どうなるかについてまとめました。

アップルパイフィリングを冷ます理由

アップルパイフィリング

アップルパイフィリングを冷ます理由は、パイ生地をサクサクに仕上げるためです。

アップルパイなどパイ生地は何といってもサクサクの食感がポイント。

なぜパイ生地がサクサクになるかというと、パイ生地は生地の間に折りたたまれたバターの層がいくつもあるから。

オーブンで高温で加熱すると、生地の中の水蒸気が大きく膨らみ体積を広げます。

このままだと膨らみあった生地同士がくっついてしまうのですが、生地と生地の間にあるバターの油分がくっつかないようにしてくれるので、焼きあがったときにきれいな層ができるというわけなんですね。

1つ1つ分離した層がいくつも重なることで、パイ生地は膨らみ食べたときにサクサクの食感になります。


ただ、バターは熱さに弱いもの。

生地の間のバターの層も、温度が高いと溶けてダレてしまいます。

オーブンで焼く前にバターが溶けてしまうと、焼いたときにきれいな層にならずにサクサクの食感になりません。

パイ生地を作るときは、冬であっても寒い部屋で行い、わざわざ手を冷やしてから作業をするほどです。

アップルパイフィリングを冷まさないでパイ生地にのせてしまうと、アップルパイフィリングの熱でパイ生地のバターが溶けてしまいます。

アップルパイフィリングを冷ますのは、パイ生地のバターの層を守って、サクサクとした食感に仕上げるためです。

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アップルパイフィリングは冷まさないでも作れる?

アップルパイフィリングを長持ちさせる作り方

結論から申し上げますと、アップルパイフィリングは冷まさないでも作ることはできます。

しかし、アップルパイフィリングを冷まさないで作ったアップルパイはおいしくはないので、おすすめはできません。


アップルパイフィリングを冷まさないでアップルパイを作ると

  • アップルパイの下の生地がベチャっとしてくっついた状態になり、サクサクしない
  • アップルパイの上の生地が膨らまない

上記のような状態になります。

アップルパイフィリングをのせた下の生地だけでなく、上にかぶせた生地もアップルパイフィリングの熱でバターが溶けてしまい生地が膨らまなくなってしまいます。


私は以前パン屋で働いていたときにパイ生地を作っていたんですが、最初のころはパイ生地を作るのに手間取って時間がかかっちゃって。

バターが溶けないうちに手早く作業しなければいけないのに、バターが溶けてしまったんですね。

実際に自分が作ったパイ生地を焼いて食べてみたんですが、生地同士がくっついてねちょっとした食感でおいしくはなかったです^^;

おいしいアップルパイは、おいしいアップルパイフィリングとサクサクのパイ生地が合わさってこそ。

アップルパイフィリングは冷ましてから使うようにしましょう。

基本のアップルパイフィリングの作り方

アップルパイフィリングを包む

オーブンでアップルパイを焼くと、生地とアップルパイフィリングの間に大きな隙間ができてしまいます。

なので、アップルパイフィリングのりんごは大きめのくし型にカットするといいでしょう。

食べ応えも増すのと、りんごの食感も楽しむことができますよ^^

材料(18㎝サイズ1台分)
りんご(ふじ):大きめなら2個、小さめなら3個
砂糖:70g
バター:15g
レモン果汁:大さじ2
お好みでシナモンパウダー
作り方
①りんごは皮を剥いて12等分のくし型にカットする
②鍋にりんごを入れて砂糖を全体的にまぶす(まだ火はつけない)
③バターを入れて火をつける。
④バターが絡むようにりんごを炒める
⑤りんごの果汁が出てきたらレモン汁を加えて、フタをして5分ほど煮詰める
⑥りんごに透明感が出てきたら、フタを開けて水分をとばす。焦げやすいので常に木べらで炒め続ける
⑦つやが出たら火を止める。お好みでシナモンパウダーをふりかけて冷やす

シナモンパウダーは入れると香りが華やかになりますが、私はシナモンが苦手なのでいつも入れていません。

シナモンなしでも十分おいしく仕上がりますよ◎



アップルパイフィリングはそのまま常温になるまで置いておくのが一番手軽ですが、冷ましておく時間がない場合もありますよね。

そんなときは、バットにアップルパイフィリングをうつしてバットの底に保冷剤をあてると素早く冷ますことができます。

ぜひ試してみてくださいね。

作ったアップルパイフィリングは冷凍しておくこともできます!

冷凍保存しておけばいつでも手軽にアップルパイを作ることができますね^^

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アップルパイフィリングを冷ます理由まとめ

  • アップルパイフィリングを冷ます理由は、パイ生地をサクサクの食感にするため
  • アップルパイフィリングを冷まさないでも作ることはできるが、生地がねちょっとして膨らみも悪くなるのでおいしくはない

アップルパイフィリングを冷ますのは、パイ生地をサクサクにしておいしいアップルパイにするため。

バターは熱ですぐに溶けてしまうので、取り扱いには気を付けなければいけません。

おいしいアップルパイフィリングもサクサクのパイ生地があってこそ。

バットと保冷剤を使えば手早く冷ますこともできるので、時間のないときでもアップルパイフィリングは必ず冷ましてから使うようにしましょう!

関連記事:アップルパイフィリングは冷凍保存できる?日持ちさせる作り方も

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