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近年アウトドアブームで、キャンプを楽しむ人が増えています。
大自然の中で食べるご飯は、普段味わうことのない解放感も相まってとてもおいしいですよね。
手軽に作って食べられるとあって注目されているのが、缶詰を使ったキャンプ飯。
缶詰を直火にかけて作るので、鍋やフライパンといった調理器具がいらないのが特徴です。
しかし、缶詰の中には直火すると危険なものもあるんです。
知らないまま直火にかけて調理すると、思わぬケガをすることも…。
せっかくのキャンプ飯ですから、安心な缶詰の直火調理の仕方を知って、おいしく食べたいですよね。
そこで今回は
- キャンプ飯で缶詰は直火すると危険?メーカーの見解
- キャンプ飯で缶詰を直火で使う前に知っておきたい注意点
- キャンプ飯の缶詰を使った簡単レシピ
3つについてまとめました。
キャンプ飯で缶詰は直火すると危険?メーカーの見解
様々な種類の缶詰を販売している「マルハニチロ」のHPには、缶詰の調理方法について以下の記載がありました。
未開封の缶を熱湯に入れてあたためて頂くことは可能ですが、缶が非常に熱くなりやけどの恐れがありますので取扱いには十分ご注意ください。
また、電子レンジ使用の際は中身を電子レンジ対応の別の容器に移してラップをして温めてください。
電子レンジに缶のまま入れると電磁波が缶に反応し火花が出る可能性がありますのでおやめください。
尚、缶のまま直接火にかけることは大変危険ですおやめください。
お客様相談室 商品別Q&A 缶詰
同じく、缶詰を販売している「ニッスイ」のHPにも、缶詰の調理方法について記載がありました。
未開封の缶詰を直火にかけるのは、缶が破裂するなどの危険がありますので絶対におやめください。
また、開封・未開封に関わらず缶ごと電子レンジで加熱するのは、電子レンジの電磁波が缶に反応しスパークして電子レンジが壊れたり、缶が破裂するなどの危険がありますので絶対におやめください。
缶詰・びん詰
どちらのメーカーも、缶詰を直火で調理することはやめてほしいと注意喚起をしています。
理由は「危険だから」とのことですが、缶詰を直火調理するとどのような危険があるのでしょうか。
考えられる危険性は2つ。
- 缶詰を直火にかけると、缶が破裂する恐れがあるから
- 缶詰を直火にかけると、熱で缶詰の内側のコーティング剤が溶け出すから
それぞれ詳しく見ていきましょう。
缶詰を直火にかけると、缶が破裂する恐れがあるから
「ニッスイ」のHPにも記載がありますが、缶詰を直火にかけると缶詰の中の空気が膨張して破裂する恐れがあり大変危険です。
「開封した缶詰なら破裂しないだろう」と思うかもしれませんが、メーカーはあらゆる危険を想定して注意喚起しています。
缶詰を製造しているメーカーが「危険だからやめてください」と言っている以上、缶詰を直火にかけることはやめておきましょう。
また缶の破裂以外にも、直火料理は危険なことがあるのです。
缶詰を直火にかけると、熱で缶詰の内側のコーティング剤が溶け出すから
もう1つ危険なことが「缶詰の内側のコーティング剤が溶け出す」ということ。
「マルハニチロ」のHPにも記載がありますが、缶詰の内側に、環境ホルモンとしての疑いがある物質「ビスフェノールA(BPA)」が使われていることが分かります。
「ビスフェノールA(BPA)」は厳しい基準で管理していること・最近では食品衛生法に基づく規格値に十分適合したフィルムラミネートを採用しているそうですが、こういったコーティング剤は直火の高温で溶けだしてしまいます。
実際に溶けだしたコーティング剤を食べたからといって、すぐに健康被害が出るわけではありません。
しかし、コーティング剤は食べ物ではないので、できることなら口に入れないほうがいいですよね。
高温にならないと溶け出すことはないので、普段普通に食べる分には何ら問題はありません。
高温で溶け出すことを考えると、やはり缶詰を直火で調理することはやめたほうがいいでしょう。
そうは言っても、「缶詰を直火で調理するのはキャンプの醍醐味!」ですよね。
推奨はしませんが、注意点をおさえれば直火で缶詰料理をすることは可能です。
そこで、注意点を紹介していきます。
キャンプ飯で缶詰を直火で使う前に知っておきたい注意点
缶詰を直火にかけるのはやめておいた方がいいのですが、いくつか注意点を守れば直火で調理することも可能です。
※基本的に直火調理は推奨していません。試す場合は自己判断でお願いします。
- 缶詰に印刷紙が貼られている場合は、燃える危険性があるので全て剥がすこと
- 缶詰の中身が膨張して破裂するのを防ぐため、必ず缶詰の蓋を開けて加熱すること
- 汁が多く入っているものは、沸騰したときに飛び散って火傷の恐れがあるので、少し捨てておくこと
- バーナーパッドを使って過剰な加熱を防ぐこと
バーナーパッドは、直火の上にのせて使う網のこと。
直火の炎を熱に変えて、缶詰にあたる火の量を少なく調整してくれます。
火の量を調整して弱火の低温にすることで、缶詰の内側のコーティング剤が溶け出すのを防ぐということ。
バーナーパッドは100円ショップでも売られていますので、気軽に買うことができますね。
また、缶詰専用のウォーマーもあります。
こちらは「缶詰の底を直火であぶらない」設計になっているので、缶詰の内側のコーティング剤を溶かすことなく缶詰を温めてくれる優れもの。
より安心して缶詰料理を楽しみたい人は、こちらの商品も検討してみてくださいね!
缶詰ウォーマーは自宅でも楽しむことができます。
温まるまで少し時間がかかりますが、キャンドルの炎を見ながらゆっくりと出来上がりを待つのは贅沢な時間ですよね^^
キャンプ飯の缶詰を使った簡単レシピ
最後に、簡単にできておいしい缶詰レシピを紹介します!
- 缶詰を使って炊き込みご飯
- 缶詰を使ってアヒージョ
- 缶詰を使ってチーズダッカルビ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
缶詰を使って炊き込みご飯
用意するものは、好きな缶詰とお米とめんつゆのみ。
- 米2合を研いで、好きな缶詰を中の汁ごと全て入れる
- めんつゆを大さじ1杯入れてから、水加減を調整して炊く
缶詰自体にしっかりと味がついているので、味付けもめんつゆ少しで済みます。
缶詰は焼き鳥缶・ホタテ缶・サバ缶などがおすすめ◎
缶詰を使ってアヒージョ
用意するものは、好きな缶詰とオリーブオイルとニンニクチューブ。
- 加熱容器に、好きな缶詰の具材だけを入れる
- オリーブオイルをひたひたになるまで入れて、ニンニクチューブも加えて火にかける
缶詰はサバ缶・貝・マッシュルームなどいくつかを組み合わせるのがおすすめ◎
辛い味が好きな人は、鷹の爪を入れてもおいしいですよ^^
缶詰を使ってチーズダッカルビ
用意するものは、タレ味の焼き鳥の缶詰ととろけるチーズ。
- 加熱容器に、焼き鳥の缶詰を汁ごと全て入れる
- とろけるチーズをたっぷりとのせて、火にかける
焼き鳥の缶詰はすでに火が通っているので、上にのせたチーズがとろけたらもう出来上がりです。
どのレシピもお手軽にできるので、キャンプだけでなく自宅でのご飯にも良さそうですよね^^
ぜひ試してみてくださいね。
キャンプ飯で缶詰を直火で使うなら注意点も知って安全に料理しよう
キャンプ飯で缶詰を直火で使うときの注意点をまとめました。
- 缶詰のメーカーは、缶詰を直火で使うことはやめておくべきと注意喚起をしている
- 缶詰は直火にかけることを想定して作られていないため、直火で使うことはやめたほうがいい
- どうしても缶詰を直火で使うなら、専用のウォーマーやバーナーパッドを使い、自己判断でやるようにする
缶詰は、直火で使うことは危険なのでやめておいたほうがいいでしょう。
しかし、どうしても直火で使いたいときは注意点をしっかり守って、自己判断でやるようにしましょう。
安全に楽しくキャンプ飯が楽しめるといいですよね。
参考になると嬉しいです。