呪術廻戦で呪霊界のボス、呪いの王と呼ばれる「両面宿儺」。
そして、主人公虎杖悠仁の同級生であり、呪術師として呪いを祓う「伏黒恵」。
二人は敵同士のはずですが、両面宿儺が伏黒恵を助ける場面が何度もみられます。
両面宿儺はなぜ伏黒恵に興味をもち、命を救っているのでしょうか。
そうする理由や目的はいったい何なのでしょうか。
そこで今回は、両面宿儺が伏黒恵を助ける理由と、その目的は何なのかということについて考察していきます!
もくじ
両面宿儺が伏黒を助ける理由を考察
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両面宿儺は最初から伏黒恵を助けていたわけではありません。
それどころか、もともとは当然のように命を奪おうとしていました。
虎杖『俺が死んだらオマエも死ぬんだろ それが嫌なら協力しろよ 宿儺』
宿儺『断る』
『代わりたいのなら代わるがいい だがその時は呪霊より先に伏黒を殺す』
呪術廻戦 第7話『呪胎戴天-弐-』より
宿儺『晴れて自由の身だ もう脅えていいぞ 殺す 特に理由はない』
呪術廻戦 第8話『呪胎戴天-参-』より
伏黒『…あの時と立場が逆転したな』
しかしながら、両面宿儺は伏黒恵との戦闘後には気が変わっています。
虎杖『結局テメェも死にたくねぇんだろ』
呪術廻戦 第11話『ある夢想』より
宿儺『事情が変わったのだ 近い内 面白いモノが見れるぞ』
両面宿儺が伏黒恵を助ける理由には、伏黒恵の術式が関係しているようです。
まずは伏黒の術式について考えてみたいと思います。
両面宿儺が伏黒を助ける理由:伏黒恵の術式
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伏黒恵の術式は「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」。
名家御三家、禪院家相伝の術式の1つで、自分自身の影を介して、式神を呼び出します。
以下に、第117話『渋谷事変35』で明らかとなる術式の詳細をまとめます。
- 術師にはまず最初に2匹の玉犬が与えられる
- それ以外の式神を扱うには、術師と玉犬で調伏を済ませなければならない
- 手持ちの式神を増やし、調伏を進めることで、十種の式神を手にする
- 調伏のためであればいつでも式神を呼び出すことができる
- 複数人の場合、調伏の儀は無効となる
第144話時点では、合体しているものを除き、8種類の式神が登場しています。
このうち伏黒恵が調伏を済ませているものは7種です。
そして、まだ調伏できていない式神「八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)」を呼び出し、相手のみならず自分もろとも攻撃を受けること。
これが伏黒恵の奥の手です。
両面宿儺の気が変わる直前、伏黒恵は「奥の手」を発動しかけています。
伏黒『古瑠部由良由良(ふるべゆらゆら) 八握(やつかの) – 』
呪術廻戦 第9話『呪胎戴天-肆-』より
まさに自分の命を懸けた奥の手ですが、両面宿儺が興味をもったのはなぜでしょうか。
それは、十種影法術の由来を知ることで明らかとなりそうです。
十種影法術の由来
十種影法術の由来となっているのは、「十種神宝(とくさのかんだから)」だと言われています。
十種神宝とは、先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)という日本の史書(神道神典)に登場する、霊力を宿した十種の神器のことです。
その証拠に、伏黒恵が呼び出す式神には、体の一部に個性的な印が刻まれており、この刻印が十種神宝と対応しています。
これまでにわかっている相互関係は次の通りです。
式神 / 神器: 神器の効力
*神器の効力については諸説あります。
同じ刻印が刻まれているもの
- 玉犬(白) / 道返玉(ちかへしのたま): 悪霊封じ
- 玉犬(黒) / 足玉(たるたま): 願いをかなえる
- 大蛇 / 生玉(いくたま): 活力を与え、神と人をつなぐ
- 蝦蟇 / 沖津鏡(おきつかがみ): 遠くを見る、道しるべ
- 満象 / 辺津鏡(へつかがみ): 近くを見る、自己を映す魔虚羅 / 八握剣(やつかのつるぎ): 悪霊を祓う
刻印は見られないが、対応していると考えられるもの
- 鵺 / 蜂比礼(はちのひれ): 天の魔除け
- 脱兎 / 蛇比礼(へびのひれ): 地の魔除け
式神が明らかとなっていないもの
- 品々物之比礼(くさぐさのもののひれ): 死人や病人を寝かせ、死返玉により蘇生術を施す
- 死返玉(まかるかへしのたま): 死者を蘇らせる
十種神宝の効力が式神の能力として反映されていると断言するわけではありません。
しかし、「品々物之比礼」と「死返玉」がもつ『死者を蘇らせる力』に関係する式神がいるという可能性があることがわかってきました。
両面宿儺の目的
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これまでの情報から考えると、両面宿儺が伏黒恵を生かす目的は『自分自身を完全に復活させること』ではないでしょうか。
両面宿儺は「器である虎杖悠仁」は消えても良いと思っています。
たとえ20本の指を全て受肉したとしても、肉体の主導権が虎杖悠仁にあれば『完全復活』とは言えないからです。
虎杖『俺が死んだらオマエも死ぬんだろ それが嫌なら協力しろよ 宿儺』
呪術廻戦 第7話『呪胎戴天-弐-』より
宿儺『断る お前の中の俺が終わろうと 切り分けた魂はまだ18もある』
しかし、『死者を蘇らせる』となれば話は別です。
第11話『ある夢想』で、両面宿儺が『事情が変わった』と伏黒を思い出してすぐのことです。
虎杖悠仁の心臓を治して生き返らせる条件として、次のように約束をします。
①「契闊」と唱えたら一分間体を明け渡すこと
② この約束を忘れること『その一分間誰も殺さんし傷つけんと約束しよう』
呪術廻戦 第11話『ある夢想』より
『これは”縛り”誓約』
『守らねば罰を受けるのは俺』
話は進んで、第117話『渋谷事変35』にて、伏黒恵が魔虚羅を呼び出した時のことです。
魔虚羅の気配を察知した両面宿儺は、現場に急行します。
『死ぬな オマエにはやってもらわねばならんことがある』
『伏黒恵を生かすには異分子の俺がこの式神(魔虚羅)を倒し 調伏の儀を無かったこととする』
呪術廻戦 第117話『渋谷事変35』より
両面宿儺は瀕死の伏黒恵に反転術式を施して、魔虚羅を倒します。
両面宿儺の目的は魔虚羅を倒すことではないハズです。
- 伏黒恵を生かしておき、十種影法術で未だ明らかとなっていない2種類の式神を呼び出させる
- 「契闊」と唱えて強制的に虎杖悠仁の身体を乗っ取り、その間に自分自身を蘇らせる
そう企んでいると考えると、『「契闊」と唱えて入れ替わっている間は誰も傷つけない』という、一見すると無意味な入れ替わりにも納得がいきます。
⇒両面宿儺の術式についての考察はこちら
両面宿儺が伏黒を助ける理由を考察まとめ
これまで、両面宿儺が伏黒恵を助ける理由と目的を考察してきました。
まとめると以下の通りです。
- 伏黒恵は十種影法術師として10種の式神を呼び出す(ただし、現時点で調伏済みの式神は7種のみ)
- 今後『死者を蘇らせることのできる式神』が登場する可能性がある
- 両面宿儺は『完全復活』のために伏黒恵の十種影法術を利用しようと企んでいる
ところで、伏黒恵が魔虚羅を呼び出した際に「魔虚羅を調伏できた人は一人もいない」と言っていました。
魔虚羅を調伏した歴史が無いのに、両面宿儺はどうしてそれ以上の式神を知っているのでしょうか。
そこに疑問が残りますし、今後の展開で上記の考察が覆される可能性も…!