大みそかのお楽しみと言えば、紅白歌合戦。
子供のころから、大みそかは年越しそばを食べながら家族で紅白を見るのが定番でした^^
紅組と白組に分かれて競い合う紅白歌合戦ですが、分け方は性別ごとです。
紅組は女性・白組は男性ということ。
性別ごとに組を分けるのにはどんな意味があるのか、男女混合グループの場合はどっちの組になるのか。
紅白歌合戦の組み分けについては、分からないことも多いですよね。
そこで今回は、
- 紅白歌合戦の紅組白組の分け方
- 紅白歌合戦の紅組白組の分け方の意味
- 紅白歌合戦で男女グループはどっちに振り分け?
3つについてまとめました。
紅白歌合戦の紅組白組の分け方

紅白歌合戦は、性別ごとに組分けをしています。
- 紅組:女性
- 白組:男性
紅白歌合戦には、紅組司会・白組司会・総合司会の三者がいるのですが、基本的に紅組司会は女性・白組司会は男性が担当することになっています。
紅白歌合戦が初めて開催されたのは、1951年。
当初はテレビ放送がなくラジオ放送のみでしたが、「紅組が女性・白組が男性」というのはこの時から変わっていません。
紅白歌合戦の紅組白組の分け方の意味
なぜ紅白歌合戦は、紅組・白組と分けられるようになったのでしょうか。
今、選挙が行われると当たり前のように性別関係なく投票できます。
しかし、1945年までは女性には参政権がなく、選挙に投票することすら許されていませんでした。
そんなに昔ではないのに、今では考えらえないですよね…。
こんな風に女性は何かと男性より下にみられてきました。
例えば仕事をしたら給料がもらえますよね。
しかし、同じ内容の仕事を同じだけしても、女性というだけで給料は男性より下だったんです。
1951年に同一報酬条約が定められてやっと給料は同じに。
男女平等という言葉が庶民の間に広まってきたこのころ、紅白歌合戦はスタートしたのです。
女性が男性と同じステージに立つ・女性が男性と競い合う。
今では何ら不思議ではないこの光景も、当時は衝撃的だったことでしょう。
音楽は性別年齢関係なく楽しめるものだからこそ、紅組・白組と分けてもギスギスせず、お互いのチームを応援しあえるのかもしれません。
紅白歌合戦には、男女平等の意味が少なからずあるのではないかと考えられます。
現代では「男女に分かれて対決するなんて時代錯誤だ」なんて声も出てきています。
性別にとらわれないという感覚が当たり前になってきている今、もしかしたらこの先紅組・白組というくくりはなくなるかもしれませんね。
紅白歌合戦で男女グループはどっちに振り分け?

男女混合グループの場合、組み分けはどうなるのでしょうか?
- 男女のデュエットは基本的に紅組から出場
- 男女混合グループはメインボーカルの性別で決める
と言った噂もありますが、調査したところ「その年によって臨機応変に振り分けている」というのが正解です。
例えば、男女混合パフォーマンスグループの「AAA」は、メインボーカルが混合のため紅組・白組それぞれから出場経験があります。
バラエティ番組から誕生した「Pabo」は全員女性のグループですが、男性のみのグループ「羞恥心」とセットで白組から出場。
男女混合グループは、他の出場歌手との兼ね合いでどちらの組から出場するのか決められているんだとか。
今でこそ男女混合グループが出場するのも当たり前になってきていますが、紅白歌合戦が始まった当初は男女混合グループは出場NG。
初めて男女混合グループが出場したのは、1968年の第19回の紅白歌合戦でした。
「ピンキーとキラーズ」というグループで、メインボーカルが女性だったから紅組から出場しましたが、男性メンバーは出場席に座ることも許されなかったそう。
「なんで男性なのに紅組から出るんだ」なんてクレームがあったのかもしれません><
紅白歌合戦の分け方まとめ
- 紅白歌合戦の分け方は、女性が紅組・男性が白組と性別で分けられている
- 紅白歌合戦で紅組と白組に分かれるのは、男女平等の意味がある
- 男女混合グループに関しては、その年の他の出場歌手との兼ね合いによってどちらの組から出場するか決められている
紅白歌合戦の分け方は性別ごとです。
男女平等の意識が広まってきた放送当時、紅白歌合戦は人々にとって衝撃だったことでしょう。
長い間愛されてきた紅白歌合戦ですが、男女という2つの性別に分かれるということはこの先なくなるかもしれませんね。