そうめんとひやむぎの違いは油？おいしい食べ方についても

ツルツルとしたのど越しがたまらないそうめん。

スーパーに行くとさまざまな種類のそうめんが売られているのを目にします。

そうめんほどの数はないけれど、一緒になって並んでいるのがひやむぎ。

見た目がそっくりなそうめんとひやむぎですが、違いは何なのか気になりますよね。

そこで今回は、そうめんとひやむぎの違いについてやそれぞれのおいしい食べ方についてまとめました。

違いを知っておくとお店で選ぶときの参考になりますよ！

そうめんとひやむぎの違い

そうめんとひやむぎの違いは全部で3つ。

麺の太さ

そうめんやひやむぎの麺の太さは日本農林規格（JAS）によって決められています。

そうめんのほうが細く、ひやむぎのほうが太めのものが多いことが分かりますね。



ただし、上記の太さは機械で作った場合に限るもの。

機械を使わずに手延べ製法で作った場合は、直径1.7mm未満そうめん・ひやむぎのどちらを名乗ってもいいことになっています。


なんともあいまいな感じがしますが、これは手延べそうめんの代表とも言える『半田そうめん』に関係があります。

麺の太さが直径1.7㎜前後つまり1.3㎜以上ある半田そうめんは、日本農林規格（JAS）に基づいて本来はひやむぎに名前を変えなければありません。

しかし、江戸時代という昔から『半田そうめん』の名前で人々に親しまれてきている半田そうめん。

今更名前を変えるのも混乱をまねくということで、手延べ製法のそうめんに限り日本農林規格（JAS）が改正されたというわけです。

食感

そうめんとひやむぎは茹でたときに氷水で締めると食感の違いが際立つと思います。

麺の太さが直径1.3㎜未満のそうめんは、ツルツルとしたのど越しの良さが特徴。

反対に、太さのあるひやむぎはコシをしっかり感じる麺でそうめんよりも食べ応えがあります。


味に関してはどちらも同じなのですが、麺が太いひやむぎのほうが小麦の甘みを感じやすいという声も。

太い分よく噛むことで甘みを感じやすくなっているのかもしれませんね。

作り方

そうめんもひやむぎも基本的に原材料は【小麦粉・塩・水】と同じです。

小麦粉と塩を混ぜたものを水で練った生地を、油をぬりながら薄くのばして作るのがそうめん。

生地を薄くのばしたものを包丁で切るのがひやむぎとされてきていましたが、現在では機械で作ることも多くその違いもあいまいになってきているようです。



また、『そうめんは作るときに油を使っているから意外とカロリーが高い』なんて言われていましたが、カロリーを気にする人のために油を使わないで作るそうめんも販売されてきていますね。

油を使っているかどうかということは、そうめんとひやむぎの違いを比べるのには関係がなくなってきていることが分かります。

おいしいそうめんレシピ

そうめんを使ったおすすめレシピを紹介します。

そうめん冷製パスタ風

冷製パスタはカッペリーニという細いスパゲティを使うのが定番ですが、自宅にあるそうめんで手軽に代用できます。

カッペリーニより味が絡みやすいのが嬉しい^^

中華にゅうめん

鶏ガラスープの素で作った中華風の味付けが新鮮なにゅうめん。

そうめんを別茹でする必要がなく手軽に作れます。

自然なとろみがついて冷めにくいので体がポカポカ温まります。

そうめんチヂミ

半端に残ったそうめんの救済レシピとしてもおすすめ。

モチモチ食感はそうめんで作ったとは思えないほどです。

チーズを入れると栄養満点のおやつにもなりますよ^^

おいしいひやむぎレシピ

ひやむぎを使ったおすすめレシピを紹介します。

ひやむぎつけ麺

ひやむぎとがっつりとした豚バラを使ったつゆと合わせたボリュームのあるレシピです。

出汁が出ておいしくなるのできのこは数種類入れるのがおすすめ。

ひやむぎチャンプルー

そうめんチャンプルーをひやむぎで作るとまるで焼きうどんのような食べ応えが出ます。

ひやむぎはパッケージに記載の茹で時間より1分ほど短くゆで上げるのがコツです。

ひやむぎジャージャー麺

食欲の落ちる季節にもぴったりな、ピリ辛の肉味噌がのったジャージャー麺です。

ひやむぎを茹でたあと全体にごま油をまぶしておくことで、麺同士がくっつくのを防げますよ。

まとめ：そうめんとひやむぎの違いは作り方と麺の太さ

そうめんとひやむぎはよく似ているので一見違いも分かりにくいですよね。

しかし、作り方と麺の太さが違うことで食べたときの食感が変わります。

ひやむぎを食べたことがないという人はぜひ一度買ってみて、そうめんと食べ比べしてみてもおもしろいですね^^

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