タッカンマリは韓国人が知らないって本当？メジャーじゃない理由を調査

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直訳すると【鶏一羽】という意味を持つタッカンマリ。

その名の通り丸ごとの鶏を煮込んだビジュアルはインパクト抜群ですよね^^

日本にある韓国料理店でもタッカンマリを扱う店が増えてきています。

さぞかし韓国でも人気メニューなのかと思ったら、「タッカンマリは韓国人が知らない料理」なんて意見を見かけてびっくり。

タッカンマリは確かに韓国発祥の料理なのに、なぜ知られてないか気になりますよね。

そこで今回は、タッカンマリは韓国人が知らないのは本当なのか、またタッカンマリが韓国でメジャーじゃない理由についてもまとめました。

タッカンマリは韓国人が知らないって本当？

タッカンマリは韓国人が知らないというのは本当のようです。

正確には、知っている人もいるけれど知らない人が大勢いるということ。

「韓国を代表する料理と言えば？」と韓国人に聞いたとき「タッカンマリ」と答える人は少ないというわけです。

ネットで調べてみると、実際に韓国に住んでいる人が「タッカンマリはマイナーな料理」と記しています。

韓国人であっても「名前は聞いたことがあるけど食べたことはない」という人が多いんだとか。

日本でも、ある地方では有名な料理でもその地方以外の人にはあまり知られていないものってたくさんありますよね。

タッカンマリは韓国の郷土料理のひとつなのかもしれません。

そうなると気になるのは、タッカンマリの発祥がどこなのかということ。

調べてみたところ、タッカンマリは1970年代に東大門市場周辺のバスターミナル食堂からスタートしたことが分かりました。

高速バスを利用するお客さんに、「時間のない中でもボリュームと栄養のある料理を」という思いでタッカンマリを提供したのがきっかけです。

タッカンマリは鶏を丸ごと一羽煮込んだ料理ですが、あらかじめ煮込んでおけばお客さんが来たときにさっと提供できますもんね！

タッカンマリは東大門から始まったため、現在でも東大門周辺にはタッカンマリの専門店が並ぶ「タッカンマリ横丁」があります。

東大門といえば韓国の有名な観光地で、日本人や他の外国人観光客が必ずといっていいほど訪れる場所。

日本でのタッカンマリの知名度が高いのは、観光地に店舗が並んでいるのが理由ではないでしょうか。

逆に、タッカンマリは他の地域にはあまり専門店がありません。

そのため、韓国人であってもタッカンマリを知らない・食べたことがないという人が多いのかなと思います。

東京や大阪は観光客も多いですが地元の人もたくさんいますよね。

東大門周辺にも地元の人はいますからタッカンマリを食べる機会はありそうですが、あまり浸透していません。

なぜタッカンマリが韓国ではあまりメジャーじゃないのか、考えられる理由を2つまとめました。

タッカンマリは鶏を丸ごと一羽使った料理でボリュームがたっぷり。

日本の水炊きのように、大きな鍋に入れたものをみんなで取り分けて食べる【鍋料理】に分類されます。

つまりタッカンマリは複数人で食べるのが基本。

「お腹がすいたな」なんてときに気軽に1人で食べに行けないことが、タッカンマリがあまりメジャーじゃない理由かなと思います。

1人分のタッカンマリがあればまた別なんですが（あるのかな？）、【鶏一羽】を使うのがタッカンマリですからなかなか1人分を作るのは難しいのかもしれませんね。

タッカンマリがあまりメジャーじゃない理由もうひとつは、韓国にはサムゲタンがあることが関係していると思います。

サムゲタンは韓国を代表する名物のひとつ。

鶏肉の中に高麗人参やもち米を詰めて、漢方薬財をたっぷり入れたスープで煮込んだ料理です。

どちらも鶏肉を使っているスープを楽しむ料理であることから、何かと比べられるタッカンマリとサムゲタン。

しかも、サムゲタンは最初から1人分が別々に提供されるから、気軽に食べやすいんですね。

1人でも食べやすい面から「タッカンマリを食べるならサムゲタンを食べよう」と選ぶ人が多いのかなと思います。

実際には、タッカンマリとサムゲタンは味付けも食べ方も違う料理なんですが、似たような料理があることがタッカンマリが人々に浸透しない理由ではないでしょうか。

タッカンマリは韓国人は知らないということについてまとめました。

正確には知っている人もいるけど、日本人が思ってるわりに韓国ではタッカンマリはあまりメジャーじゃない料理ということ。

タッカンマリは確かに韓国で生まれた料理なのに、韓国人より外国人のほうが知っているなんておもしろいですよね。

タッカンマリは東大門周辺にお店がたくさん並んでいます。

本場のタッカンマリを食べてみたいという人はぜひ東大門を訪ねてみてくださいね。