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「手土産に『とらや』の和菓子を買っていこう!」 そう思って調べたら、ひらがなのお店や漢字のお店があって、「どっちが本物?」と迷ってしまったことはありませんか?
実は、日本には「とらや(虎屋)」という名前の有名な和菓子店が複数あります。
中でも有名な「とらや」「虎屋本舗」「虎屋ういろ」の3社は、すべて全くの別会社。
のれん分けですらなく、それぞれ独自の歴史を持っています。
「羊羹で有名なのはどっち?」
「広島のどら焼きのお店とは関係あるの?」
今回は、百貨店や旅行先で混乱しがちな「とらや」各社の違いや創業の歴史、人気商品について分かりやすくまとめました。
とらや・虎屋本舗・虎屋ういろの違い
まずは、特によく間違われやすい3社の特徴を一覧表にまとめました。
| 店名 | 正式名称 | 本社・本店 | 主な人気商品 |
|---|---|---|---|
| とらや | 株式会社虎屋 | 東京 | 羊羹 |
| 虎屋本舗 | 株式会社虎屋本舗 | 広島 | 虎焼 |
| 虎屋ういろ | 虎屋ういろ株式会社 | 三重 | ういろ |
このように、ひらがな表記の「とらや」は羊羹、漢字表記の「虎屋本舗」はどら焼き、三重の「虎屋ういろ」はういろう、と覚えるのが一番簡単です。
とらや(株式会社 虎屋):皇室御用達の羊羹の老舗
私たちが百貨店で最もよく目にする、ひらがな表記の「とらや」です。
| 創業 | 室町時代後期に京都で創業 |
| 本店 | 赤坂店(東京) |
室町時代に京都で創業し、後陽成天皇(1586〜1611年)の御用を承って以来、皇室御用達の菓子所として歴史を刻んできました。
明治維新に際し、天皇が東京へ移られるのに合わせて東京へ進出したため、現在の本店は赤坂にあります。
【豆知識:あるへいたうとは?】 とらやの古い記録(1635年)にある「あるへいたう」とは、ポルトガルから伝わった「有平糖(ありへいとう)」のこと。
当時は非常に貴重だった砂糖を煮詰めて作った、洗練された飴細工のようなお菓子です。
虎屋本舗(株式会社 虎屋本舗):広島・福山で愛される伝統店
漢字で「虎屋」と大きく書かれるのが、広島県福山市を拠点とする「虎屋本舗」です。
| 創業 | 1620年(元和6年) |
| 本店 | 曙店(広島県福山市) |
江戸時代初期、福山藩主・水野勝成公の命を受けて兵庫から福山へ移り、創業しました。
こちらは「どら焼き(虎焼)」が看板商品。
鉄板で焼く際にできる虎模様の焼き色が特徴です。
また、最近では「たこ焼きにしか見えないシュークリーム」などの「そっくりスイーツ」でも全国的に注目を集めています^^
虎屋ういろ:三重・伊勢の「生ういろう」専門店
三重県伊勢市に本店を構えるのが、「虎屋ういろ」です。
| 創業 | 1923年(大正12年) |
| 本店 | 伊勢市宮後 |
ういろうで有名な名古屋のお店と間違われることもありますが、こちらは三重発祥。
防腐剤を使わない「生ういろ」にこだわっており、弾力のある独特の食感が楽しめます。
季節限定の華やかなういろが多く、若い世代にもファンが多いのが特徴です。
なぜ「とらや」という名前のお店がこんなに多いの?
実は、今回紹介した3社以外にも、群馬の「虎屋本店」やかつて吉祥寺にあった「吉祥寺虎屋」など、日本中には多くの「虎屋」が存在します。
これには、古くから「虎」が非常に縁起の良い動物とされていたことが関係しています。
虎は「千里を往って千里を帰る」という勇猛さと、仏教(禅宗)との関わりも深かったことから、菓子店の屋号として好んで使われてきた歴史があるんです。
今となっては不思議ですが、それぞれが全く違う場所で、同じ「虎」という名前に願いを込めて創業したんですね^^
まとめ:見分けるポイントは「ロゴ」と「商品」!
- とらや:ひらがな表記。「虎」のマーク。羊羹ならここ。
- 虎屋本舗:漢字表記。トラ模様のどら焼きやそっくりスイーツならここ。
- 虎屋ういろ:**「生ういろ」**の専門店。三重・伊勢のお土産ならここ。
「とらやのお菓子を買ってきて!」と頼まれたら、まずはその人が「羊羹」をイメージしているのか、「どら焼き」をイメージしているのかを確認すると間違いありません◎
それぞれ長い歴史を持つ名店ばかり。ぜひ、三者三様の「虎屋の味」を食べ比べてみてくださいね。




