この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
お菓子作りのレシピを見ていると、材料欄にアガーと書いてあることがあります。
アガーはゼラチンと同じ凝固剤の仲間ですが、ゼラチンのほうがどちらかといえばなじみのある存在。
自宅にゼラチンがあればゼラチンを使ってしまいたいですよね。
実は、アガーをゼラチンで代用することはできます!
ただし、アガーとゼラチンは代用可能ですが、固まる力と食感が違うため分量の調整が必要です。
目安としてアガー1に対してゼラチン1.2〜1.5の比率で換算し、アガーは常温で固まるのに対し、ゼラチンは冷蔵必須などの性質の違いに注意が必要です。
※生の果物を使うレシピは固まりにくい例外があるので注意。
この記事では、アガーとゼラチンの分量換算表、食感の違い、代用する時の注意点、お菓子別の使い分けを紹介します。
アガーとゼラチンの分量換算

アガーとゼラチンは、食べ物を固める働きをする凝固剤の仲間。
出来上がったものの食感の違いはありますが、アガーの代わりにゼラチンを使うことはできますよ!
品ぞろえのいいスーパーじゃないとアガーは置いていないことも多く(我が家の近所のスーパーにもゼラチンはあったけどアガーはありませんでした)、ゼラチンのほうが手に入れやすいんですね。
アガー10gをゼラチンで代用する場合の分量
アガーで固めた食べ物は、ゼラチンに比べて気持ち固めに仕上がります。
なので、アガーの分量をそのままゼラチンに置き換えただけではゆるくなりすぎることも。
アガーの代用でゼラチンを使う場合は1.2〜1.5倍ほどの量で作ってみるとちょうどいい固さになると思います。
具体的な換算例はこちら
- アガー5g → ゼラチン6〜7.5g
- アガー10g → ゼラチン12〜15g
- アガー15g → ゼラチン18〜22.5g
水500mlに対してアガーなら10g、ゼラチンなら12〜15gが目安です。
とは言え固さに関しては好みもあるので、いろいろと量を変えて試してみるのをおすすめします。
ゼラチン5gをアガーで代用する場合の分量
逆に、ゼラチンのレシピをアガーで作る場合は、ゼラチンの量の0.7〜0.8倍程度のアガーを使います。
具体的な換算例はこちら
- ゼラチン5g → アガー3.5〜4g
- ゼラチン10g → アガー7〜8g
- ゼラチン15g → アガー10.5〜12g
アガーはゼラチンよりも固まる力が強いため、少ない量でもしっかり固まります。
ただし、アガーで代用する場合は溶かし方が違うため、次のセクションの注意点をよく読んでから作ってくださいね。
代用するとどうなる?食感と仕上がりの違い

アガーとゼラチンの違いは何なのか、比較してそれぞれの特徴を覚えておくと使い分けに便利です。
アガー:透明度が高くプルプル(常温で固まる)
アガーは海藻由来成分(カラギーナン)などを主原料にした植物性凝固剤です。
透明度が高く、匂いがほぼないので、素材の味や見た目をそのまま出したいときに便利なんですよね。
主な特徴はこちら
- 透明度が高く匂いがない
- プルンと弾力がありつるりとしたのど越し
- 30〜45℃くらいで固まり、60℃以上で溶ける
- ゼラチンに比べて熱に強く、夏場でも崩れにくい
アガーの「沸騰させて溶かす」「常温で固まる」という性質は、レシピの向き不向きに直結します。
アガーの温度の目安は、製菓材料メーカーの解説が分かりやすいので、気になる人は参考にしてみてくださいね。アガーの性質(cotta)
ゼラチン:口溶けが良くフワフワ(冷蔵庫で固まる)
ゼラチンは豚や牛などから抽出したコラーゲンが原料となっている動物性の凝固剤です。
ゼリーだけじゃなく、ムースやババロアみたいな「口どけ系」に強いのが魅力。
主な特徴はこちら
- うっすら黄みがかった透明で、量が多いと特有の匂いが出ることがある
- やわらかく口どけがいい
- 冷やすと固まり、体温に近い温度で溶けやすい
- 暑い日はゆるみやすく、持ち運びには注意が必要
ゼラチンは「冷えると固まる・温かいと溶ける」がかなり分かりやすい凝固剤です。
温度感のざっくりした目安は、食品素材メーカーの解説が読みやすいです。ゼラチンの性質(ユニテックフーズ)
毎日のおやつのゼリーなどはゼラチンでも十分おいしくできますが、透明度や常温での安定感を優先したいおやつにはアガーが向いています。
失敗しない!代用する時の決定的な注意点

アガーとゼラチンは性質が違いますが、コツを押さえれば代用しても失敗しにくくなります。
重要:ゼラチンは沸騰NG、アガーは沸騰必須
アガーとゼラチンの最大の違いは、溶かす時の温度です。
ここを取り違えると「固まらない」が起きるので、まずは温度ルールだけ覚えてください。
アガーの場合
アガーを使うときはレシピに「沸騰させる」と書いてあることが多いです。
これは、アガーはしっかり加熱しないと溶けにくく、ダマになりやすいため。
沸騰させてから1〜2分ほど混ぜながら加熱する、といった手順がよく出てきます。
ゼラチンの場合
一方でゼラチンは熱に弱く、ぐらぐら沸かすと固まりにくくなります。
アガーの代用でゼラチンを使うときは、レシピに「沸騰」と書いてあっても、ゼラチンを入れた後は沸騰させないように気を付けてください。
ゼラチンを溶かす時は50〜60℃を目安に。
沸騰したお湯に対して同量の水を加えると約50℃ほどになります。
ゼラチンの加熱しすぎに関してはこちらの記事でも詳しく紹介しています!
ふやかし方・砂糖と混ぜるコツ
アガーをゼラチンで代用するとき、使うゼラチンの種類によって準備が変わります。
ここを雑にやると、固まる以前にダマが残って「口当たりが残念…」になりやすいので要注意。
ゼラチンの準備
- 顆粒ゼラチン:商品によってはそのまま使える
- 板ゼラチン・粉ゼラチン:ふやかしてから使う
板ゼラチンや粉ゼラチンで代用するときは、パッケージに記載の方法でしっかりふやかしてから使ってくださいね。
ふやかすのが面倒だな…と感じる人は、顆粒タイプを選ぶとラクです。
ダマを防ぐコツ
アガーもゼラチンも、粉をそのまま液体に入れるとダマになりやすいです。
砂糖と先に混ぜ合わせてから液体に加えると、粉が散ってダマになりにくく、きれいに溶けやすくなりますよ。
代用前にチェック!向かないケースと注意点

アガーをゼラチンで代用するときの注意点は4つあります。
- レシピによってはゼラチン特有の匂いが出る可能性があること
- 生のパイナップルやキウイなどは固まりにくいこと
- 持ち運びには向かないこと
- 冷凍すると食感が崩れやすいこと
ゼラチン特有の匂いについて
アガーを使ったお菓子と言えば、水ゼリーや水信玄餅があります。材料は水とアガーだけというシンプルさですが、ゼラチンで代用するとゼラチン特有の匂いが気になる可能性があります。材料がシンプルなお菓子ほど、無味無臭に近いアガーのほうが向きやすいです。ジュースやシロップなど他の材料が入るお菓子だと、ゼラチンの匂いが気になることは少ないと思います。
生の果物について
生のパイナップル・キウイ・いちじくなどにはタンパク質分解酵素が含まれていて、ゼラチンを分解して固まりにくくします。
アガーなら固められることもありますが、ゼラチンで代用するなら、生のまま入れるのは避けたほうが安全です。
加熱すると酵素が働きにくくなるので、果物は加熱してから合わせるのが安心。
生パイナップル入りゼリーが固まらない理由(化学だいすきクラブ)
持ち運びについて
ゼラチンは温かいところでゆるみやすく、夏場の持ち運びには不向きです。
常温で置く時間が長いなら、最初からアガーを選ぶほうが事故りにくいですよね。
冷凍について
ゼラチンで作ったゼリーは、冷凍→解凍で水分が出やすく、食感が崩れがちです(ドロッとなりやすい)。
凍ったままシャーベットっぽく食べるならアリですが、解凍して「プルン」を期待するとガッカリしやすいので注意してくださいね^^
どっちがおすすめ?作るお菓子別の使い分け

アガーとゼラチン、どちらを使うべきか迷った時は、作るお菓子の特徴で決めるのがおすすめです。
水ゼリー・常温持ち運びならアガー
アガーが向いているお菓子はこちら:
- 水ゼリー、水信玄餅(透明度が大事)
- フルーツゼリー(色鮮やかに仕上げたい)
- 常温で持ち運ぶお菓子(夏のお弁当、手土産)
- プルプルとした弾力のある食感が好きな場合
アガーは透明度が高く、素材の色を美しく見せることができます。
また、常温で固まりやすいので、冷蔵庫が使えない場面でも助かります。
夏場の手土産に「溶けない安心感」がほしいなら、アガーが強いです。
ムース・濃厚プリンならゼラチン
ゼラチンが向いているお菓子はこちら:
- ムース、ババロア(ふわふわの食感)
- レアチーズケーキ(濃厚な味わい)
- マシュマロ(やわらかく口どけがいい)
- その場で食べるデザート(冷蔵保存前提)
ゼラチンは口どけが良く、やわらかい食感が特徴。濃厚なデザートやふわふわ系には、ゼラチンが向いています。
ただし、アガーと同じ仕上がりにはならないので、「食感も見た目もレシピ通りにしたい」日は、レシピ指定の凝固剤を選ぶのがいちばん安心です。
まとめ:アガーとゼラチンの代用は分量調整が大事
アガーとゼラチンの代用方法についてまとめました。
- アガーとゼラチンは代用可能だが分量調整が必要
- アガー1に対してゼラチン1.2〜1.5の比率で換算
- アガーは沸騰必須、ゼラチンは沸騰NG
- アガーは常温で固まりやすく、ゼラチンは冷やして固める
- 透明度と持ち運びならアガー、口どけと濃厚さならゼラチン
- 生の果物(キウイ等)はゼラチンでは固まりにくい
- 顆粒ゼラチンなら手間が少ない
アガーとゼラチンは、どちらも便利だけどキャラが違う凝固剤。
手元にある材料で代用するのもアリだし、仕上げたい食感で選ぶのもアリです。
まずは換算を目安に作ってみて、好きな固さを見つけてくださいね^^

