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スーパーで買ってきた卵をパックから出したら、ヒビが入っていた。
冷蔵庫の奥で、いつの間にか割れている卵を見つけた…。
そんな時、「もったいないから加熱すれば食べられるかな?」と思う反面、真っ先に気になるのが衛生面ですよね。
もし、気づかずに割れた卵を食べてしまった後だったら、「食中毒になったらどうしよう!」とパニックになってしまうはずです。
卵は非常に栄養価が高い反面、実はとってもデリケートで菌が繁殖しやすい食材。
安易に食べてしまうと、激しい腹痛や嘔吐を伴う食中毒を引き起こす危険もあります。
今回は、割れた卵やひび割れ卵を食べてしまった時のリスクから、食べていいかどうかの判断基準、安全な加熱方法と保存の注意点など、まとめました。
割れた卵を食べてしまった!食中毒(サルモネラ菌)の症状と対処法

まず、一番心配な「食べてしまった後」の状態について、正しい知識をお伝えします。
卵の食中毒で最も警戒すべきは、「サルモネラ菌」です。
サルモネラ菌とは?
鶏の腸内にいる菌で、卵の殻に付着していたり、稀に卵の中(黄身や白身)に入り込んでいたりします。
卵が割れて中身が空気に触れると、菌は爆発的に増殖します。
食中毒の症状と発生までの時間
食べてから症状が出るまでは、一般的に「6時間〜48時間」と言われています。
- 主な症状: 激しい腹痛、水のような下痢、発熱(38度以上になることも)、嘔吐など
- 注意点: お子さんや高齢者、免疫力が下がっている方は重症化しやすく、最悪の場合は命に関わることもあります
もし食べてしまった後にこれらの症状が出た場合は、迷わず医療機関を受診してください。
受診の際は「いつ、どのような状態の卵を食べたか」を伝えると診察がスムーズですよ。
「食べてから2日間」は体調に変化がないか、慎重に様子を見てくださいね。
その卵、食べて大丈夫?割れ方や放置時間での判断基準

「今、目の前に割れた卵があるけれど、これは捨てなきゃだめ?」と迷っている方へ。 安全に食べられるかどうかのチェックリストをまとめました。
割れたのはいつ?
一番の判断基準は、割れてからの経過時間です。
- 料理中に自分で割った: 全く問題ありません。すぐに調理していただきましょう
- 買ってくる途中で割れた(当日): すぐに冷蔵庫に入れ、その日のうちに「中心までしっかり加熱」して食べるならリスクは低いです
- いつ割れたか分からない: 迷わず破棄してください。 冷蔵庫の中でも菌は少しずつ増えていますし、いつから空気に触れていたか不明なものは危険すぎます
「もったいない」という気持ちよりも、健康を守る勇気を持ってくださいね。
薄皮は破れてる?
卵の殻の内側には、薄い膜(卵殻膜)があります。
- 殻にヒビが入っただけ(膜は無事):菌の侵入はある程度防げている状態です。 当日中に完全加熱して食べましょう
- 膜も破れて中身が出ている: 殻に付着した汚れや菌が直接中身に触れています。当日中にしっかり加熱するのが鉄則です
殻の破片が白身に混じっている場合も、そこから菌が入り込んでいる可能性が高いので、より慎重な判断が必要です。
卵に異変はない?
五感を研ぎ澄ませてチェックしましょう。
- におい: 少しでも硫黄のような臭いや、鼻をつく酸っぱい臭いがしたら絶対に食べないでください
- 見た目: 黄身が崩れてベチャッとしていたり、白身が異常に濁っていたりする場合もアウトです
少しでも「怪しい」と感じたら、その直感は正しいことが多いです。
サヨナラしましょう。
ひび割れ卵を加熱すれば100%安全?

「サルモネラ菌は熱に弱いから、焼けば大丈夫でしょ?」という意見もありますよね。
確かに菌は熱で死滅しますが、そこには完全加熱という厳しい条件があります。
安全な加熱の条件:中心部を75℃以上で1分間
サルモネラ菌を死滅させるには、表面だけでなく中心までしっかり熱を通す必要があります。
- NGな調理法(半熟はダメ!): 半熟の目玉焼き、オムレツ、温泉卵、すき焼きの生卵
- OKな調理法(しっかり加熱!): 固茹で卵(沸騰した湯に入れてから12分以上)、しっかり焼いた卵焼き、チャーハン、ケーキなどの焼き菓子
加熱してもダメなケース
菌が長時間かけて増殖してしまった場合、菌が作り出した「毒素」の中には熱に強いものも存在します。
「古いけれど焼けば平気」という考えは非常に危険です。
あくまで「割れてから数時間以内のものを、当日中にしっかり焼いて食べる」 場合に限ると覚えておきましょう。
割れた卵を保存する時のNG行動と正しいやり方

「今日使わないから、割れたまま冷蔵庫に入れておこう」というのは絶対にやめてください!
やってはいけないNG行動
- 卵を洗う: 殻の表面の菌を水で洗い流そうとすると、逆に水分と一緒に菌を卵の中に押し込んでしまいます。
- 卵を溶いた状態で保存する: 卵を混ぜると、白身に含まれる天然の殺菌成分(リゾチーム)の効果が弱まり、菌が爆発的に増えやすくなります。
正しい保存のやり方
- 清潔な容器に移す: 殻の汚れが入らないよう注意しながら、ボウルや保存容器に移します
- ラップを密着させる: 酸化と乾燥を防ぐため、ラップをかけて冷蔵庫の「奥(温度変化が少ない場所)」に入れます
- 当日中に使い切る: どんなに丁寧な保存をしても、賞味期限は「当日」だと思ってください
割れた卵の大量消費におすすめ!完全加熱レシピ
「3個も割れちゃった!今日中にどうしよう…」という時に役立つ、救済レシピです。
- 卵そぼろ: 多めの砂糖と醤油でしっかり味付けし、ポロポロになるまでしっかり火を通せば、冷凍保存も可能です
- スパニッシュオムレツ: ジャガイモや玉ねぎと一緒に、厚焼きの状態でじっくり両面を焼きます
- お菓子作り(パウンドケーキ等): 高温のオーブンで長時間焼くお菓子は、卵を完全に加熱するのに最適です
レシピサイトなどで「卵 大量消費」と検索して、しっかり加熱できるものを選んでみてくださいね。
卵が割れるのを防ぐ!買い出しと冷蔵庫の収納

せっかくの卵を無駄にしないために、日頃からできる工夫を紹介します。
- レジ袋の一番上に乗せる: 卵はパックのまま、一番上に置くのが鉄則です
- ドアポケットは使わない: 冷蔵庫のドアポケットは開閉時の衝撃が大きく、ヒビが入りやすい場所。棚の奥にパックのまま置くのが、鮮度も保てて一番安全です
- パックごと保存:卵の殻には小さな気孔があり、他の食材のニオイを吸収しやすい性質があります。 ニオイ移りや菌の付着を防ぐためにも、パックのまま保存するのが正解ですよ◎
まとめ:割れた卵は早めの判断で食中毒を防ぐ
割れた卵の安全性と対処法についてまとめました。
- 気づかずに食べてしまったら、48時間は体調の変化をチェックする
- 割れてから時間が経ったもの、いつ割れたか不明なものは「迷わず捨てる」
- 食べるなら「当日中」に、「75℃・1分以上」の完全加熱を徹底する
- 卵を洗ったり、溶いて保存したりするのは菌を増やすのでNG
卵は安くて栄養たっぷりの素晴らしい食材ですが、扱いを間違えると怖い側面もあります。
「大丈夫かな?」と不安になりながら食べるよりも、安全第一で判断して食卓を守ってくださいね。
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