カヌレの歴史や名前の由来は?日本で流行った理由と時期を調査

カヌレの歴史や名前の由来は?日本で流行った理由も

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外側のパリッとした食感と中のモチっとした食感の違いが楽しいカヌレ。

ミニサイズのカヌレは詰め合わせたときにかわいく、最近ではプレゼントとしても人気がありますよね^^


日本でも専門店ができるほど人気のカヌレですが、そもそもカヌレという名前の由来は何なのでしょうか?

見た目も作り方も独特なカヌレの歴史、気になりますよね。


そこで今回は、カヌレの名前の由来や歴史についてまとめました。

カヌレの歴史と名前の由来

カヌレ

カヌレはどうやって誕生したのか、そもそもカヌレという名前にどんな意味があるのか。

カヌレの歴史と名前の由来を紹介します。

カヌレの歴史

カヌレは正式名称を『カヌレ・ド・ボルドー(Cannelé de Bordeaux)』と言います。

その名前からも分かる通り、カヌレの発祥はフランスのアキテーヌ地方にあるボルドーという場所。

ボルドーはワインの有名な産地ですが、カヌレの誕生にはワインが大きく影響しています。


ワインを作る工程の中に、ワインの不純物やかすを取り除く【コラージュ】と呼ばれる作業があります。

コラージュの作業に必要不可欠なのが大量の卵白。

すると使われない卵黄は大量に余ってしまいますよね。


この余った卵黄を捨てるのはもったいない、ということで試行錯誤して生まれたお菓子がカヌレです。

カヌレは、一説には16世紀にはボルドーにある女子修道院施設で作られていたそう。

修道院ではろうそくを製造するために養蜂をしていたのも、カヌレが作られていた理由でしょう。

養蜂していればカヌレの型に塗るミツロウもたくさん手に入りますもんね。

ただ、18世紀のフランス革命によって修道女たちが追われてしまってからはカヌレに関する資料も消失してしまい、カヌレに関する詳しい歴史は今も不明のままなんです。

一時期は姿を消したカヌレも、現在ではボルドーに700社の製造者があるまでに。

カヌレ専門店も多くあるんですよ!

例えば、あるカヌレ専門店ではコーヒーを注文するとお茶菓子としてミニサイズのカヌレが1つ付いてきます。

また、別のカヌレ専門店ではカヌレの焼き加減を注文できるんだとか。

好みの焼き加減があるほどボルドーの人達にとってカヌレが身近なお菓子であることが分かりますね。

カヌレの名前の由来

カヌレ(Canelé)はフランス語で【溝のついた】という意味。

カヌレを焼くときに使う専用の焼き型に縦の溝が入っていることから、カヌレという名前が付いたと言われています。


なぜ型に溝がついているのか、正式な理由は分かりませんでした。

ただ、カヌレは型にミツロウをぬってカリっとした食感を作るのが特徴。

溝が入っている方がよりカリっとした食感を生み出しやすいためかなと、個人的に思います。

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カヌレが日本で流行った理由と時期

カヌレ

日本における最近のカヌレブームは、実は第二次ブーム。

カヌレが最初に日本で流行ったのは1990年代後半です。

パン屋『ビゴの店』のシェフ、藤原二郎氏が自身の店舗でカヌレを山のように積み上げたカヌレタワーを作ったのがきっかけです。


日本ではまだ全然なじみのなかったカヌレですが、カヌレタワーのインパクトは大きく、連日お店には多くのお客さんが訪れたそうです。

カヌレを購入するのに整理券が必要なほど。

こうして、グルメな人たちの間でカヌレが話題になり、カヌレを買いに来るお客さんの様子をメディアでも紹介することで日本でカヌレが流行るようになったのです。



カヌレは洋菓子に分類されますが、日本のカヌレブームがまさかパン屋から始まるとはちょっと驚きですよね。

しかし、カヌレの外側はパリッと中はモチっとした食感は、よく考えるとフランスパン(バゲット)と同じ食感。

日常的にフランスパンを作り続けるパン職人にとって、カヌレは作りやすいお菓子だったのかもしれません。


藤森氏が日本で流行らせたカヌレはオンラインショップで購入することができます。

本場ボルドーのカヌレのように1個のサイズが大きく、食べ応え抜群ですよ^^

FUJIMORI ONLINESHOP

カヌレの歴史と名前の由来まとめ

  • カヌレは16世紀ごろにフランスのアキテーヌ地方にあるボルドーで生まれたお菓子
  • ワインの産地でもあるボルドーではワインの不純物を取り除く作業に大量の卵白を使用しており、余った卵黄の使い道としてカヌレが作られるようになった
  • カヌレとはフランス語で【溝のついた】という意味
  • カヌレが日本で流行ったのは1990年代後半に、パン屋『ビゴの店』の藤原二郎氏がカヌレタワーを作ったのがきっかけと言われている

カヌレは発祥のボルドーには多くのカヌレ専門店が存在します。

カヌレはレシピや作り方によって味わいが異なるので、ボルドーでさまざまなカヌレを食べ比べしてみたいですね。

また、日本ではカヌレの第二次ブームが起きていると言われています。

チョコレートやフルーツ、抹茶など他の食材とカヌレを組み合わせているのは日本ならでは。

この先もどんなカヌレが出てくるか楽しみです^^

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