ゼラチンが固まらないときは再加熱で復活?固まらない理由を要チェック!

ゼラチンが固まらない再加熱で復活する?

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好きなジュースやシロップと混ぜ合わせるだけで簡単にゼリーが作れるゼラチン。

私も子どものおやつにゼリーをよく作ります^^

ただ、たまにゼラチンが固まらないときがあって。

「いつも通りに作ってるのになんで?」と思うんですが、ゼラチンが固まらないときは再加熱すれば復活することがあるんです。

今回は、ゼラチンが固まらないときは再加熱で復活するのかどうか、ゼラチンが固まらない理由についてまとめました。

ゼラチンが固まらない理由

ゼラチン

ゼラチンが固まらないとき考えられる理由は5つ。

  • ゼラチンをふやかしていないため
  • ゼラチンを沸騰させているため
  • 冷やす時間が少ないため
  • ゼラチンの量が少ないため
  • パイナップルやキウイなど生の果物を入れているため

どれかひとつだけが理由のときもあれば、いくつも理由が重なっている場合もあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ゼラチンをふやかしていない

スーパーでよく売っている『クックゼラチン』は顆粒タイプのゼラチンなのでふやかさずにそのまま使うことができます。

しかし、板ゼラチンや粉ゼラチンとされるものは使う前にしっかりと水でふやかす必要があります。

ゼラチンがふやかされていないままお菓子作りに使うと、固まるところと固まらないところとムラができてしまいます。

板ゼラチンや粉ゼラチンを使う時は、ゼラチンに記載のふやかし方に沿って事前にしっかりとふやかしておくようにしましょう。

ゼラチンを沸騰させてしまった

ゼラチンを液体に溶かすとき火にかけると思いますが、加熱しすぎには注意です。

ゼラチンは体温で溶けるとも言われるほど、熱に弱い食材。

60℃以上の熱を加えるとゼラチンが熱によって分解されてしまい、固まる力がなくなってしまうんです。

ゼラチンを溶かすときは

  • ゼラチンを直火にかけたまま溶かさない
  • ゼラチンを溶かした液体を沸騰させない

ようにしてください。

沸騰したお湯に対して同量の水を加えると約50℃ほどになります。

温度計がない場合は、「だいたいこのくらいが50℃だな」というのを事前に確認しておくといいかもしれませんね。

関連記事:ゼラチンを加熱しすぎてはダメな理由は?沸騰させてしまった時の対処法

冷やす時間が少ない

ゼラチンが固まらないのは、単純に冷やす時間が足りていないからかもしれません。

冷やす時間は最低でも2時間は必要です。

何度も冷蔵庫を開け閉めすると、冷蔵庫内の温度が上がってなかなかゼラチンが固まらなくなるので注意してください。

ゼラチンの量が少ない

食材を固めるために、ゼラチンや寒天など凝固剤には液体に対する使用量が決まられています。

ゼラチンの場合は2~4%。

ゼラチン5gで固められるのはおよそ250ml~300mlとされています(300mlだとだいぶやわらかいフルフルした状態に)。

300ml以上の液体を固めようとしたときに5gのゼラチンでは、ゼラチンの量が少なすぎて液体が固まりません。

ゼラチンを使う時は液体に合わせた量をきちんと使うようにしましょう。

パイナップルやキウイなど生の果物を入れている

生のフルーツを入れたゼリーは見た目も味も満足できますが、中に入れるフルーツには注意が必要です。

パイナップル

キウイ

いちぢく

メロン

オレンジ

レモン

といったたんぱく質分解酵素を持っているフルーツや酸を多く含んでいるフルーツは、ゼラチンの持つ固まる力を邪魔してしまうんですね。

上記のフルーツをゼラチンと合わせて固めたいときは、一度加熱してたんぱく質分解酵素を壊してから合わせてください。

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ゼラチンが固まらないときは再加熱で復活できる?

ゼラチンを溶かす

ゼラチンが固まらないときは再加熱することで復活する場合もあります。

しかし、ただ単に固まっていないものを加熱しても溶けるだけなので、再加熱してゼラチンを追加することが大事。

新しくゼラチンの量を増やすことで、固まる力を強くするというわけです。


顆粒ゼラチンの追加の方法はこちら↓

  1. 新たにゼラチンを用意して、沸騰させないように気を付けながら火にかけて溶かす
  2. 溶かしたゼラチン液を、先に作っていた固まらないものに加えてよく混ぜる
  3. 型に入れ直して冷蔵庫で冷やす

加えるゼラチンの量は、最初に作ったものの1/3で大丈夫です。

溶かしたゼラチン液は、ダマにならないように先に作っていたものとよく混ぜてから型に入れ直してください。

板ゼラチン・粉ゼラチンの追加の方法はこちら↓

  1. 板ゼラチン・粉ゼラチンをそれぞれの方法でふやかす
  2. 先に作っていた固まっていないゼラチンを鍋に入れて温める
  3. ふやかしたゼラチンを①の鍋の中に入れてよく混ぜ合わせて加熱する
  4. 型に入れ直して冷蔵庫で冷やす

板ゼラチン・粉ゼラチンの場合も、ゼラチンの量は最初に作ったものの1/3となります。

ゼラチンが固まらないとき再加熱の注意点

ゼラチンを再加熱するときの注意点は2つ。

  • ゼラチンの入れすぎはゼラチン特有の匂いが出てくること
  • 板ゼラチン・粉ゼラチンを追加して再加熱すると味が薄くなること

ゼラチンの入れすぎはゼラチン特有の匂いが出てくる

ゼラチンは、液体に対して入れる量が多ければ多いほどしっかりと固い食感になります。

でも、固まらないからといってゼラチンを多く入れすぎるのはNG。

ゼラチンは豚や牛といった動物のコラーゲンから出来ているので、入れすぎるとゼラチン特有の匂いが出てきてしまうんです。

悪く言えば「動物臭い」匂いは、せっかくのお菓子の匂いを邪魔してしまいます><

ゼラチンの使用量は液体に対して2~4%に抑えるようにしましょう。

もし、ゼラチン特有の匂いが出てしまったら風味づけにリキュールなどを少し足すといいですよ◎

板ゼラチン・粉ゼラチンを追加して再加熱すると味が薄くなる

板ゼラチン・粉ゼラチンはふやかすときに水分が入るため、再加熱して追加すると全体の味が薄くなってしまうことがあります。

ゼラチンがしっかり固まっているほど甘みは感じにくくなるので、必要に応じて砂糖を足して味を調整するようにしましょう。

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ゼラチンが固まらないときはそのままでも食べられる?

ゼラチンが固まらないとき再加熱すれば固まりますが、もうゼラチンがなかったり再加熱が面倒だと感じるときもありますよね。

ゼラチンは固まらない状態でもそのまま食べることができます。

ゼラチンが固まっていないフルフルの状態をジュレと呼びますが、ジュレとしてスプーンですくって食べるだけでも立派なデザートになります。

また、ゼラチンが固まっていないものを冷凍庫で凍らせればシャーベットになります。

ゼラチンが入っていることで、ただ単にジュースを凍らせたものに比べてなめらかな口当たりになっておいしいですよ^^

まとめ:ゼラチンが固まらないときは再加熱で復活できることもある

ゼラチンが固まらないとき、再加熱することで復活させることができます。

ただし、たんぱく質分解酵素を持っているパイナップルやキウイなどの生のフルーツを入れたものは、いくらゼラチンを追加して再加熱しても固まりにくいことも。

生のフルーツを入れたいときは、同じ凝固剤の仲間であるアガーや寒天を使うことをおすすめします。

関連記事:ゼラチンの開封後の保存方法と賞味期限は?活用レシピも!

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