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もちもちの柔らかいお餅(または求肥)に包まれた、甘酸っぱい苺と優しいあんこ。
あのみずみずしい味わいは、自分へのご褒美や手土産に最高ですよね^^
でも、食べきれなかったいちご大福の保存、どうしていますか?
「生のフルーツが入っているから、傷まないように冷蔵庫に入れなきゃ!」
そう思って冷蔵庫に入れたら、翌日には「カチカチで美味しくない…」なんて悲しい経験をしたのは私だけじゃないはずです><
実は、いちご大福は冷蔵庫に入れると必ずと言っていいほど固くなってしまう性質があるんです。
今回は、いちご大福が冷蔵庫で固くなる理由、カチカチになったお餅を柔らかく戻す方法、次から失敗しないための正しい保存方法をまとめました。
いちご大福を冷蔵庫に入れると固くなる理由

「生菓子なんだから冷蔵庫が一番安全でしょ?」という考えは、衛生面では正解ですが、おいしさの面では少し注意が必要です。
餅と求肥(ぎゅうひ)を襲う「デンプンの老化」
いちご大福を包んでいるのは、主に「お餅(もち米)」または「求肥(白玉粉や団子粉)」です。
これらに含まれるデンプン質は、加熱すると「糊化(こか)」してモチモチになりますが、時間が経つと「老化」という現象で元の硬い状態に戻ろうとします。
- 魔の温度帯は0〜5℃: デンプンが最も急速に固くなるのが、まさに冷蔵庫の中の温度帯なんです。
- 求肥(ぎゅうひ)の場合: 求肥は砂糖が多めに入っているため、普通のお餅よりは固くなりにくいですが、それでも冷蔵庫の乾燥と低温には勝てず、表面からカチカチになってしまいます。
冷蔵庫は「お餅を固くするための装置」と言っても過言ではないほど、いちご大福にとっては過酷な環境なんですね◎
カチカチのいちご大福を柔らかく戻す3つの対処法

もし冷蔵庫に入れて固くなってしまっても、諦めないでください!
お家の道具を使って、あのもちもち感を復活させることができますよ。
蒸し器(またはフライパン)でさっと蒸す
中のいちごに熱を通しすぎず、外側だけを柔らかくするのに最も適した方法です。
- 湯気がしっかり立った中に、いちご大福を入れます
- 30秒蒸す→一度確認
- まだ固ければさらに10〜20秒追加(合計で最大1分程度)
- 表面を指で触って、ゆるんでいればOK
- フライパンに2cmほど水を張り、高さのある網(または耐熱皿)を置きます
- いちご大福を乗せて蓋をし、強火で沸騰させます
- 弱火にして1分ほど蒸せば完了
蒸気で水分を補給しながら温めるので、炊き立てのような おいしい食感が戻りますよ^^
いちごまで温まらないように、短時間で仕上げるのがコツです。
電子レンジで10秒ずつ加熱する
「もっと手軽に!」という場合はレンジが便利ですが、中のいちごが温まりやすいので注意が必要です。
- いちご大福をお皿に乗せます
- 霧吹きで軽く水をかけます(霧吹きがない場合は、 指先に水をつけて表面を軽く湿らせるだけでもOK)
※お餅は乾燥すると固くなるため、 水分を与えることで柔らかく戻りやすくなります - ふんわりとラップをして、500W〜600Wで「まずは10秒」加熱します
- 一度取り出して、指で柔らかさを確認します
- まだ固ければ「さらに5〜10秒」と、少しずつ刻んで様子を見ましょう
中のいちごが温かくなると「煮えたいちご」のような独特の味になるので、「お餅が柔らかくなればOK」と割り切るのがコツですね♪
思い切っていちごと餅を分ける(上級者向け)
「どうしても中のいちごはキンキンに冷えたままがいい!」というこだわり派の方へ。
ただし、かなり難易度が高い方法です。
- まず少し柔らかくする: レンジで5秒ほど加熱して、お餅をほんの少しだけ柔らかくします
- 慎重に取り出す:包丁またはスプーンで、固くなったお餅からいちごをそっと取り出します
- 餅とあんこを温める:お餅とあんこの部分だけをレンジで10〜20秒ほど温めて柔らかく戻します
- 再度包む:粗熱が取れたら、冷たいいちごを中に戻して、もう一度包み直します
お餅が固すぎると取り出せないので、ある程度柔らかくする必要があります。
いちごが潰れやすいので慎重に扱ってください 。
手間がかかるので、時間に余裕がある時におすすめです。
少し手間はかかりますが、これなら買いたてのような「ひんやり苺+もちもち餅」の組み合わせを再現できますよ◎
いちご大福の寿命を伸ばす!失敗しない保存方法

いちご大福は、「乾燥」と「温度変化」をいかに防ぐかが保存の分かれ道です。
【冬場】涼しければ「常温」が一番
直射日光の当たらない、15℃以下の涼しい場所であれば、常温保存が一番お餅を柔らかく保てます。
基本的には「買ったその日に食べる」のがベストです。
翌日以降は野菜室保存でも徐々に品質が落ちていきます。
暖房が効いた部屋は20℃を超えることが多いので避けてください。
【夏場】冷蔵庫なら「野菜室」を活用
20℃を超える時期は、常温だと苺から水分が出てすぐに傷んでしまいます。
その場合は冷蔵庫へ入れますが、一工夫してください。
- 野菜室に入れる: 冷蔵室(2〜6℃)よりも温度が高い野菜室(5〜8℃)の方が、 デンプンの老化が最も進む「0〜3℃」を避けられます。 完全には防げませんが、固くなるスピードを遅らせることができます。
- タオルで包む:容器に入れたいちご大福を、さらに厚手のフェイスタオルでぐるりと包んでください。 これで急激な冷えを防ぎ、固くなるのを最小限に抑えられます。
野菜室でも翌日には多少固くなります。
食べる前に後述の復活方法を使うのがおすすめです。
いちご大福は冷凍保存できる?
実は、いちご大福の冷凍保存はあまりおすすめできません。
- 理由: 解凍する時にいちごの細胞が壊れてしまい、ドロドロとした水分が出てきてお餅をふやかしてしまうからです。
もしどうしても冷凍したい場合は、解凍せずに「アイス大福」として半解凍の状態で食べるのが一番おいしいですよ。
こんな状態は危険!腐った時の見分け方
生のフルーツを使っているため、通常の和菓子よりも傷むのが早いのがいちご大福の宿命です。
- 糸を引く、表面がネバネバする: お餅やあんこの細菌が増殖しています。
- 酸っぱい臭いがする: いちごの酸味とは違う、ツンとした異臭がしたらアウトです。
- 苦味を感じる: いちごが発酵してアルコールのような苦味が出ることがあります。
少しでも「いつもと違うな?」と感じたら、もったいないけれど食べるのはやめておきましょう
安全第一で楽しむのが大切です^^
まとめ:固くなったいちご大福も復活できる
いちご大福が冷蔵庫で固くなる原因と対処法についてまとめました。
- 冷蔵庫(低温・乾燥)に入れると、お餅のデンプンが老化して固くなる。
- 固くなったら「蒸し器で30秒」または「レンジで10秒ずつ」で柔らかく戻る。
- 保存は「野菜室」に入れ、タオルで包むのが固くならないコツ!
- 求肥(ぎゅうひ)でも固くなるので、ラップでぴっちり包んでガードする。
いちご大福は、繊細だからこそあの儚い美味しさがあるんですね。
正しい知識を持っていれば、翌日でも感動のモチモチ感を味わうことができます。
ぜひ、お気に入りのいちご大福を最後の一口まで堪能してください^^

