食パンの名前の由来は?正式名称も調査

食パン名前の由来は?正式名称や歴史を調査

私たちの身の回りのものにはほとんど名前が付いています。

でも、「名前の由来は?」と聞かれて答えられるものって案外少ないかも…。

例えば食パン。

人によっては毎朝食べてるほど身近な食べ物ですが、なぜ食パンというのか由来が気になりますよね。

食べるパンと書いて食パンというなら、全部のパンが食パンになるじゃないの…?

そこで今回は

  • 食パンの名前の正式名称
  • 食パンの名前の由来
  • 食パンの歴史

3つについてまとめました。

食パンの名前の正式名称

食パン

食パンの正式名称ですが、実ははっきりと分かっていないんです。

食パンというのは日本の造語。

フランスでは「pain de mie(パン・ド・ミ)」、アメリカでは「white bread(ホワイト・ブレッド)」が日本の食パンに当たります。

例えば、パン・ド・ミは『中身のパンのこと』を差します。

フランスでメジャーなバゲットは皮の部分を食べるのに対して、パン・ド・ミは中身のふわふわのところを多く食べるから、この名前がつきました。

アメリカのホワイト・ブレッドも、中身の白い部分が多いことからこう呼ばれたそう。

では、なぜ食パンの正式名称が分からないのでしょうか?

答えは、食パンが出来た由来が1つじゃないから

次の項目で、いくつかある食パン名前の由来を詳しく見ていきましょう。

食パンの名前の由来

食パンの名前の由来は諸説あります。

  • 主食用に食べるパンだから
  • 食べられるパンだから
  • 本食パンを略したから
  • 酵母に食べられたパンだから

それぞれ詳しく見ていきましょう。

主食用に食べるパンだから

食パン

日本にパンが入ってきたころ、主流となっていたのはあんパンやクリームパンなどのいわゆる菓子パン。

パンはおやつに食べるようなものでした。

そんな中生まれたのが、食パンの前身ともいえるイギリスパン。

菓子パンほど甘くなく、主食として食べられるようになったことから『主食用パン=食パン』になったと言われています。

食べられるパンだから

昔は、美術でデッサンを消す時に食パンを使っていたんですね。

デッサン用の食べられないパンと区別するために、『食べられるパン=食パン』となったんだとか。

ちなみに、フライパンと区別するために食パンになったという説もここに含まれています。

嘘みたいな説ですが、一番分かりやすい説かもしれませんね!

本食パンを略したから

1900年代中ごろのパン職人さんは、イギリス系の山型の白いパンのことを『本食パン』と呼んでいました。

「西洋料理のもととなる食べ物」という意味を持つ『本食パン』を略して食パンと呼んだ、という説です。

酵母に食べられたパンだから

酵母

食パンを始め、パン作りに欠かせないイースト菌などの酵母。

パンは小麦粉に含まれるグルテンと酵母が作用して炭酸ガスを発生させることで膨らみます。

焼きあがった食パンをよく見ると、小さな気泡があいています。

この気泡が、パン作りに欠かせない酵母によって食べられたものだと考えたのです。

『酵母に食べられたパン=食パン』という説です。

食パンの名前の由来となる資料などが残っていないため、「絶対にこれだ!」といえる説はないそうです。

個人的には、1つだけでなく上記のいくつもの説が重なって食パンと呼ばれるようになったのかな?とも思います。

確かめようがないのが残念ではありますが…。

思ったよりも食パンの奥が深くておもしろいですね^^

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食パンの歴史

食パン

今じゃ当たり前のように私たちの身近にある食パンですが、日本の食パンの歴史は1862年から始まります。

イギリスから来日したパン職人ロバート・クラーク氏が横浜に開いた「ヨコハマベーカリー」というパン屋。

この「ヨコハマベーカリー」で作られていた山型・角型食パンが、今の食パンの元祖とも言われています。

「ヨコハマベーカリー」の食パンはとてもおいしいと話題に。

反対に、ヨコハマベーカリーの食パンを真似した他の店のパンは酸っぱくておいしくないものが多かったそう。

なので、明治時代の食パンは『酸っぱいパン=スパン』と呼ばれていた、なんて話もあるほどです。

それもそのはず。

今ではパンを作るのにイースト菌を使いますが、イースト菌がなかった当時は各パン屋が独自の酵母種でパンを作っていたんです。

酵母種でパンを作るのはイースト菌で作るより難しく、なかなか膨らまなかったり生地が酸っぱくなってしまうことも。

「ヨコハマベーカリー」ではビールのホップ種を酵母種にして食パンを焼いていたのですが、おいしく焼き上げるのはさすがとしか言いようがありません。


「ヨコハマベーカリー」で修業していた打木彦太郎氏は、秘伝の食パンのレシピを受け継ぎ、「横浜ベーカリー宇千喜商店」というお店を開きます。

そして、 「横浜ベーカリー宇千喜商店」は「ウチキパン」として今も横浜市でパンを作り続けているんですよ^^

「ウチキパン」ではイースト菌を使った食パンもありますが、元祖食パンともいえるビールのホップ種を使った食パンも販売されています。

ビールのホップ種を使った食パン「イングランド」は大人気商品。

お昼すぎには売り切れることもあるそうですが、食パンの元祖ぜひ一度食べてみたいです…!

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食パンの名前の由来や正式名称まとめ

食パンの名前の由来は諸説ありますが、どれが確実な由来なのかどうかは残念ながら分かりません。

でも、どの由来も「なるほどな」と思わせるおもしろいものばかり。

食パンを食べる時、「どの由来が本当だと思う?」ってみんなで話すのも盛り上がりそうですよね^^

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