蕎麦湯が出てこない！冷たいそばしか貰えない？

記事内に広告を含みます

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

蕎麦の栄養がぎゅっと詰まった蕎麦湯。

蕎麦を食べた後は蕎麦湯を飲んでしめるという人も多いのではないでしょうか？

ただ、最近では蕎麦湯が出てこないお店も多いようです。

蕎麦湯が出てくる店とそうでない店は何か違いがあるのでしょうか？

そこで今回は、蕎麦湯が出てこない理由について、また蕎麦湯の地域性に関してもまとめました。

蕎麦湯が出てこないお店もある？

蕎麦を食べたあとに蕎麦湯をゆっくり飲む。

家ではなかなか味わえないから、蕎麦屋で飲む蕎麦湯を楽しみにしている人も多いと思います。

そんな人たちにとって蕎麦湯が出てこないと「あれっ」と思うかもしれませんが、蕎麦湯が出てこないお店って実は結構あるんです。

例えば、蕎麦と一緒にうどんも提供しているお店。

基本的に蕎麦もうどんも同じ釜で茹でているので、茹で汁がしょっぱくなるので蕎麦湯は提供していないんですね（うどんには塩分が含まれているため）。

私は学生のころうどんメインで蕎麦も出す飲食店でアルバイトをしていましたが、「蕎麦湯もらえる？」とお客さんに聞かれても上記の理由で「蕎麦湯はやってないんですよ」と断っていました。

また、チェーン店のお店でも蕎麦湯が出てこないことは多いです。

常に蕎麦を茹でないといけないから釜に頻繁に水を足す必要があって蕎麦湯が取れない、あらかじめ茹でたそばをストックしてあるから蕎麦湯がないなど。

理由はさまざまですが、回転数を多くしないといけないお店で蕎麦湯が出てくることはめずらしいかもしれませんね。

蕎麦湯を飲みたいのであれば、蕎麦にこだわった専門店に行くのが一番飲める確率が高いです。

ただ、専門店に行ったからと言って必ず蕎麦湯が出てくるとは限りません。

「蕎麦屋に行ったら蕎麦湯を飲む」という昔では定番だったことがそうでもなくなってきているからです。

最近では、漫画やドラマの影響でこれまで敷居が高く入りにくかった蕎麦専門店に若いお客さんが増えているそうです。

ただ、若いお客さんの中には蕎麦湯になじみがない人も多く、蕎麦湯を飲むことがないんだとか。

こんな風に、蕎麦湯を飲むのが当たり前ではなくなってきつつあるため、何も言わずとも蕎麦湯を出してくれるお店は減っているのかもしれません。

蕎麦湯が出てこないのは、それだけお客さんの好みやニーズが広がったことが理由ではないでしょうか。

しかしながら、蕎麦湯自体をやめたなんてお店は少ないはず。

お店の方から蕎麦湯が出てこないときは「蕎麦湯をいただけますか」と自分から声掛けをしてみましょう。

蕎麦湯を出してもらえるのは冷たい蕎麦だけ、なんてことはありません。

もともと蕎麦湯を用意しているお店なら、かけそばや天ぷらそばなど、温かい蕎麦でも言えば蕎麦湯は出してもらえます◎

温かい蕎麦の場合は、器に残ったつゆの中に蕎麦湯を入れてみてください。

そのままだと塩分が気になるところですが、蕎麦湯で割ることでサラッと飲めます。

蕎麦の風味が溶けた蕎麦湯と出汁がたっぷりのつゆの相性が悪いわけはないですよね^^

蕎麦湯の飲み方に「こうしないといけない」なんて決まりはありません。

ですが、一般的なのはざるそばを頼んだときについてくる冷たいそばつゆに蕎麦湯を入れて飲む方法なんですね。

多くの人がそんな飲み方をするため、温かい蕎麦を注文すると蕎麦湯が出てこないこともあるかもしれません。

そんなときは「蕎麦湯をください」と声をかけてみましょう。

少ないかもしれませんが、温かい蕎麦で蕎麦湯を楽しむ人もいるので安心してくださいね^^

蕎麦湯に関しておもしろいのは、地域によって蕎麦湯を飲む・飲まないの違いが大きいということ。

『蕎麦湯を一度も飲んだことがない・知らない』という人が東日本では8%なのに対し、西日本では20.7%にものぼります（参考：Jタウンネット）

約20%の差があるのは、おそらく西日本では【うどん文化】が根付いていることが理由ではないでしょうか。

蕎麦よりうどん派が多い西日本では、蕎麦湯が出るような蕎麦専門店が少ない、あるいは行く機会がないため、蕎麦湯になじみがないと言えるでしょう。

私の地元は北陸ですが、その中でも蕎麦湯はあまりなじみなかったですね。

どちらかといえば西日本寄りだったからかもしれません。

蕎麦湯が出てこない理由をまとめました。

調べてみて分かったのは、蕎麦湯を出したくても出せない店も多いということ。

なかなか蕎麦1本でやっている専門店でないと蕎麦湯を出すのは難しいのかもしれません。

ただ、積極的に出さないだけで注文すれば出してもらえるお店も多いと思います。

専門店に行って蕎麦湯が出てこないときは、自分から声掛けしてみてくださいね。