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梅干しと言えば大きなカメ(甕)に入って蔵などで長期間保存されているイメージがありますよね。
そんな梅干し、ものによっては賞味期限が10年のものもあるというから驚きです。
これは本当のことで、昔ながらの製法で作った塩分濃度が高い梅干しであれば、10年はもちろん長く食べられると言われています。
ただし、どんな梅干しでも同じかというとそうではなく、塩分濃度や調味(はちみつ・かつお等)の有無で日持ちは大きく変わります。
この記事では、手作り梅干しが長持ちする理由・種類別の賞味期限の目安・腐ったサインの見分け方・保存の注意点をまとめました。
実家から古い梅干しが出てきた場合の判断にも役立てていただけたらと思います。
手作り梅干しが10年持つ理由:塩分濃度がカギ

梅干しが長持ちするのは、塩分濃度が高いから。
食品は一般的に塩分濃度が高いほど菌が繁殖しにくく、昔ながらの白干し梅(塩だけで漬けるタイプ)は塩分18〜20%前後で日持ちしやすいと言われています(参考:五代庵(梅干しの賞味期限の考え方))。
ただし「絶対に腐らない」という意味ではなく、保存状態が悪いとカビが出ることもあるので、条件がそろっているかの確認が大事です。
この条件が成立しやすいのは、塩以外の調味料を加えていない場合。
長持ちさせるための3つの条件を整理しておきます。
- 清潔な保存容器で梅干しを保存している
- 傷んでいないきれいな梅を使っている
- 塩以外の調味料を加えていない
種類別の賞味期限の目安

梅干しは種類によって賞味期限が大きく異なります。
まず一覧で確認してみてください。
| 手作りの梅干し(塩分濃度18〜20%以上・塩のみ) | 賞味期限の目安なし(保存状態が良い場合) |
| 手作りの梅干し(塩分濃度が低い/調味している) | 1年ほど(目安) |
| 市販の調味梅干し(未開封) | 3〜6ヶ月(商品による) |
| 市販の調味梅干し(開封後) | 1ヶ月ほど(目安) |
白干し梅(塩分18〜20%以上):保存状態が良ければ長く食べられる
塩だけで漬けた昔ながらの白干し梅は、塩分濃度が高いために菌が増えにくいのが特徴です。
そのため、清潔な環境で正しく保存していれば傷みにくく、賞味期限がないとも言えます。
何年も寝かせると塩気がまろやかになり、うま味が凝縮されておいしくなると言われています。
実家の床下や冷蔵庫の奥から10年ものの梅干しが出てきた場合でも、カビや悪臭がなければ食べられる可能性はあります。
減塩梅干し・調味梅干し:日持ちは短め
かつおや昆布、はちみつで調味された梅干しや、塩分濃度を10%前後まで下げた減塩タイプは日持ちが大幅に短くなります。
食べやすくなっている分、保存性は下がりやすいということ。
市販品で賞味期限が短いものもあるので、保存食として梅干しを買いたい場合は購入前に賞味期限と保存方法を確認しておくのがおすすめです。
開封後は空気に触れて傷みやすくなるため、早めに食べきるのが基本です。
食べないほうがいい腐ったサイン

古い梅干しを見つけたとき、食べられるかどうかは以下のサインで判断してください。
ひとつでも当てはまる場合は処分するのが安全です。
- 青・黒・ピンクのカビが生えている:白っぽい粒は塩の結晶のこともありますが、色つきのカビは腐敗のサインなので処分してください
- カビ臭・腐敗臭がする:梅干し特有の酸っぱい香りではなく、明らかに不快な臭いがする場合は食べないほうがいいです
- 汁がドロドロに濁っている:梅酢が透き通っていれば問題ないことが多いですが、ドロッとした濁りが出ていたら腐敗が進んでいる可能性があります
塩分濃度が高い梅干しは表面に白い粒が出ることがあります。
見た目がツブツブしていて、お湯で溶けるなら塩の結晶の可能性が高いです。
逆に、ふわふわした綿のような白いものはカビの可能性があるので注意してください(参考:中田食品(梅干しのカビの見分け方))。
長持ちさせる保存の3つの注意点
せっかくの梅干しを長持ちさせるために、保存のポイントを押さえておきましょう。
塩分濃度が低め(18%未満が目安)の梅干しは冷蔵庫で保存する
塩分濃度が高い梅干しは常温でも保存できますが、塩分濃度が低い場合は気温の変化によって傷むことがあります。
目安として塩分濃度が低め(18%未満が目安)の梅干しは冷蔵庫で保存するのが基本です。
市販の調味梅干しや手作りの減塩梅干しは、ほぼ冷蔵保存が必要と考えてください。
冷蔵庫で保存することで菌の繁殖を抑え、日持ちをのばしやすくなります。
直射日光のあたらない場所で高温多湿を避ける
常温保存ができる高塩分の梅干しでも、直射日光が当たる場所や湿気が多い場所に置いておくとカビが生えることがあります。
梅干しの中の温度が上がり、そこに湿度が加わるとカビが出やすくなるため、常温で保存するなら風通しのいい冷暗所が適しています。夏場は特に注意が必要です。
密閉できる容器で乾燥を防ぐ
保存容器のフタがきちんと閉まっていないと、梅干しの水分が蒸発して塩が吹き出し、果肉がパサついてしまいます。
長期間おいしく保存するためには、密閉できるフタ付きの容器を選ぶことが大切です。
梅干しの保存容器はお手軽なプラスチック容器でも大丈夫。梅の酸によってサビが出やすい金属製の容器は避けるようにしましょう。
まとめ
- 塩分濃度18〜20%以上・塩のみで漬けた手作り梅干しは、保存状態が良ければ長く食べられる
- 減塩梅干し・調味梅干しは日持ちが短く、冷蔵保存が基本
- 食べられるかの判断は青・黒・ピンクのカビの有無・臭い・汁の状態で確認する
- 白い粒は塩の結晶のこともある(綿っぽい場合はカビの可能性)
- 保存は冷暗所または冷蔵庫で、密閉容器に入れて乾燥を防ぐ
長年保存できるのも手作り梅干しの魅力のひとつ。
ただし保存状態が悪いと高塩分でも傷むことがあるので、保管場所と容器はしっかり気を付けてくださいね。
実家から古い梅干しが出てきたときも、カビと臭いを確認してから食べるかどうか判断してみてください。

