ネギの青い部分の代用は？チャーシューや角煮の臭み消しに使える野菜まとめ

豚の角煮やチャーシューなどのレシピを見ていると、「ネギの青い部分を入れて煮込みます」という指示がよく出てきますよね。

いざ作ろうと思った時に、「白い部分しかない！」「ねぎ自体がない！」と焦った経験はありませんか？

私はしょっちゅうあります。

なんで今に限ってネギの青い部分何だよ！って何度思ったことか。

でも、調べてみたところ、実は、ネギの青い部分は他の野菜でバッチリ代用できるんです。

むしろ、作る料理によっては別の野菜を使ったほうが美味しく仕上がることも。

今回は、「料理別の代用方法」や「臭み消しのコツ」について、どこよりも詳しく解説します！

ネギの青い部分がない時の代用野菜4選

ネギの青い部分の主な役割は「肉の臭み消し」と「香りづけ」です。

これらと同じ働きをしてくれる身近な野菜をご紹介します。

• 玉ねぎ（おすすめ度：★★★★★）
• 生姜（おすすめ度：★★★★☆）
• セロリ（おすすめ度：★★★☆☆）
• ネギの白い部分

玉ねぎ

一番手軽で効果的なのが玉ねぎです。

ネギと同じ「ネギ属」の仲間なので、消臭効果のある成分（硫化アリル）がしっかり含まれています。

私も、ネギの青い部分の代用として良く使っているのが玉ねぎです^^

生姜

薬味の定番の生姜も、ネギの青い部分の代用としてぴったり。

できたら生の生姜をスライスしたものを入れるようにしてください。

生姜をすりおろしたものやチューブの生姜だと、全体が生姜の味になってしまいます＞＜

味付けの濃い角煮やチャーシューを作るならチューブタイプの生姜でも構いませんが、入れすぎには注意です◎

セロリ

洋風の煮込み料理によく使われますが、チャーシューや角煮にも意外と合います。

茎よりも「葉」の部分のほうが香りが強く、ねぎの青い部分に近い働きをしてくれます。

ただ、セロリは香りが強いので人によっては苦手だなと感じることも…。

「いつもの定番の味」を求めているなら、セロリは使わないほうがいいかもしれませんね。

ネギの白い部分

「青い部分を」と指定されるのは、白い部分は煮崩れやすく、料理のメイン食材として取っておきたいためです。

成分は青い部分と同じなので、代用としては完璧です。

ただし、長時間煮込むとドロドロになるので、食べる直前に取り出すか、一緒に食べてしまいましょう。

ねぎなしで美味しく作るための対策

どうしてもネギの青い部分がない場合に、料理別に作るときのポイントをまとめました。

チャーシュー・豚の角煮の場合

がっつり肉料理で大切なのは「豚肉特有の獣臭さ」を消すことです。

• 代用： 玉ねぎ＋生姜のスライスをセットで入れる。
• コツ： お酒（料理酒や焼酎）をレシピより少し多めに入れると、アルコールが飛ぶ時に一緒に臭みを持って行ってくれます。

ポッサム・茹で鶏の場合

韓国料理のポッサムや茹で鶏（カオマンガイ）は、お肉の味がダイレクトに出ます。

• 代用： ニンニク、粒胡椒、コーヒーの粉（少々）。
• コツ： 実は、ねぎの代わりに「インスタントコーヒー」をほんの少し（耳かき1杯程度）入れると、肉の臭みが消えて色が綺麗に仕上がります。

関連記事：ネギの青い部分はどこまで食べられる？捨てる前に活用方法や食べ方をチェック

なぜ「青い部分」？入れる意味と理由

ネギの青い部分がない場合はどうしたらいい？代用方法や入れる意味まとめ

「白い部分じゃダメなの？」という疑問を持つ方も多いですが、そこにはちゃんとした理由があります。

理由1：香りの強さが違う

ネギの青い部分は、白い部分よりも「硫化アリル」という消臭成分の香りが強いため、肉の臭みを消す力が強力です。

理由2：形が崩れにくい

白い部分は加熱するとすぐに柔らかくなりますが、青い部分は繊維がしっかりしているため、長時間煮込んでも形を保ちます。

そのため、最後に「臭み消しに使った野菜」として取り出しやすいのです。

理由3：もともとは「捨てていた部分」だから

昔は、ネギの青い部分は硬くて食べにくいとして捨てられることが多かった部分です。

「捨てるなら臭み消しに使おう」という生活の知恵から、レシピに定着したという背景もあります。

野菜が何もない！そんな時の「臭み消し」裏ワザ

もし家に代用できる野菜が一つもなかったら、以下の手順で下処理を丁寧にしてみてください。

1. お肉に塩を振って水分を拭き取る： 肉の表面にあるドリップ（赤い汁）が臭みの原因です。
2. 下茹でを徹底する： 沸騰したお湯でお肉を数分茹で、一度ザルにあげて水洗いします。これだけで、ねぎがなくても臭みの8割はカットできます。

煮込みに使った「ねぎの青い部分」で作る絶品スープ

臭み消しに使った後のねぎ、捨てていませんか？

実は旨味をたっぷり吸い込んだ宝物です！

まとめ：ネギの青い部分の代用は「家にある野菜」でOK

• 代用野菜： 玉ねぎ、生姜、セロリ、白い部分。
• 目的： メインは肉の臭み消し。
• コツ： 料理酒を併用したり、下茹でをしっかり行う。

ネギの青い部分がなくても、自宅にある食材で代用することができますし、臭みのない肉ならば入れなくても大丈夫です！

臭み消しに使ったネギはおいしく食べることができるので、捨てないで食べることをおすすめします^^

次にチャーシューや角煮を作る時は、ぜひ「代用野菜」での味の変化も楽しんでみてくださいね！