梅シロップが発酵したら飲める?対処法と飲むときの注意点

梅シロップ発酵したら飲める?対処法と飲むときの注意点

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フレッシュな梅が手に入るときだけ作れる梅シロップ。

そのまま飲むのはもちろん、炭酸で割ったりかき氷のシロップにしてもおいしいですよね^^

そんな梅シロップ、発酵とは紙一重の存在。

梅が持つ酵母菌の影響で、どうしても梅シロップは発酵しやすいんです。


いざ梅シロップが発酵した時に焦らないよう、どんな様子になるのか事前にチェックしておくことは大切。

そこで今回は、梅シロップが発酵したらどうなるのか、また発酵した梅シロップは飲めるのかについてまとめました。

梅シロップが発酵したら出る見た目の変化

梅シロップ

梅シロップが発酵したらどうなるか、見た目の変化だけでも3つあります。

  • ブクブクと泡が出ている
  • 全体が白っぽく濁っている
  • 梅が膨らんでくる

梅シロップは本来うっすら黄金色の透き通った色をしていますが、発酵すると全体が白っぽく濁ってきます。

これもブクブクと泡が発生しているため。

また、梅シロップに漬け込んだ梅がふっくらと膨らんでいるのも、梅シロップが発酵している変化のひとつ。

通常梅シロップに漬けた梅は徐々にシワシワとなってくるんですね。

ただ、梅の変化には個体差があるので、梅が膨らんでいるだけでは発酵しているかどうか見極めはできません。

泡が出ていて、なおかつ梅もふっくらしているなら発酵していると判断していいでしょう。


見た目以上に分かりやすいのが匂いの変化。

発酵した梅シロップからは、さわやかな甘酸っぱい匂いではなくアルコールの臭いがします。

見た目だけで判断がつかない場合は梅シロップ匂いもよくチェックしてみてくださいね。

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梅シロップが発酵する原因

梅シロップ

梅シロップが発酵する原因は、梅に含まれる酵母菌(微生物)が糖分を分解してアルコールを作りだすため。

梅シロップを作るときは菌が繁殖しないよう容器を殺菌するなど対策を取りますが、それでも以下のようなことが原因で菌が繁殖してしまいます。

  • 梅シロップを常温で保存していたため
  • 梅シロップが完成後も梅の実を入れっぱなしにしていたため

梅を洗って容器を用意してと、なかなか手間のかかる梅シロップ作り。

途中で発酵してしまうとショックですよね。

梅シロップ作りが成功するように、なぜ梅シロップが発酵してしまうのか考えられる原因をしっかり確認しておきましょう!

梅シロップを常温で保存していたため

常温は菌が活発に活動する温度。

梅シロップを常温で保存していると発酵してしまいます。


梅シロップを常温で保存できるのは漬け込んでいる間だけ。

梅からエキスが出て、透明だった梅シロップがうっすら黄金色になったら完成のサイン。

冷蔵庫にうつして保存し、菌の繁殖を抑えましょう。


風通しの良い涼しい場所であれば完成したあとも常温で保存は可能です。

ただし、最近は異常に温度が高いことや日によって温度変化が大きいですよね。

梅シロップが発酵するリスクを抑えるためにも、できるだけ冷蔵庫で保存しましょう。

梅シロップが完成後も梅の実を入れっぱなしにしていたため

梅シロップが完成後も梅の実を入れっぱなしにしておくのはNG。

シロップに渋みが出るだけでなく、発酵が進みやすくなってしまいます。

シロップがうっすらと黄金色になれば飲み頃ですが、そのタイミングで梅の実を取り出しましょう。

梅の実を取り出すときは清潔なトングやお玉を使うのが大切。

「ちょっとくらい大丈夫でしょ」と、水分のついた器具や素手で梅を取り出すと一気に菌が繁殖してしまいます。

カビが生えて飲めなくなってしまうので、最後まで気を付けるようにしましょう。

梅シロップの発酵を止める方法

梅シロップ

梅シロップが発酵するのは梅に含まれる酵母菌が原因。

どんなに気を付けても発酵してしまうことはあります。

でも大丈夫!

梅シロップの発酵は加熱によって止めることができますよ^^

  1. 梅シロップから梅の実を取り出す
  2. シロップだけを鍋に移して70℃ほどで加熱する
  3. 3分ほど経ったら火を止め、アクを取り除く
  4. 清潔な容器にシロップを戻す

参考:白ごはん.com

高温にすることで菌の活動を止めるのですが、ポイントは70℃という温度。

温度が低すぎても菌の活動は止められませんし、高すぎるとせっかくの梅の風味が飛んでしまいます。

梅の風味を残すためにも温度計でしっかりと温度管理するのをおすすめします!


取り出した梅の実はジャムなどに加工して食べてしまいましょう。

梅シロップが完成する前に発酵してしまった場合はもう一度梅を戻してくださいね。

関連記事:梅シロップの残った梅をジャム以外にリメイク!再利用やレシピを紹介

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梅シロップは発酵しても飲める?注意点も

梅シロップ

梅のフレッシュな香りはなくなってしまいますが、梅シロップは発酵したとしても飲むことができます。

注意点は、アルコール分をわずかに含むことから子どもや妊婦さんは飲まないほうがいいということ。

発酵しただけでは梅酒にはなりませんが、お酒に弱い人(チョコレートのお酒で酔ってしまう人)は飲むのは止めておきましょう。


私は以前発酵した梅シロップを飲んだことがあります。

実家で作っている梅シロップが発酵したもので、味自体はそこまでおかしくなかったのですが、鼻にツンとくる感じはお酒に近かったです。

私以外の大人は飲んでも平気でしたが、もっぱらお酒に弱い私は少し飲んだだけで酔うような感じが^^;

体調に不安のある人も発酵した梅シロップは飲まないほうがいいでしょう。

まとめ:梅シロップは発酵しても飲めるが子どもや妊婦さんは注意が必要

梅シロップが発酵すると、見た目に泡がブクブクしたり全体が白っぽく濁っていきます。

フレッシュな梅の香りはなくなりますが飲めないことはありません。

ただし、わずかなアルコール分を含むため子どもや妊婦さん、お酒に弱い人は飲まないほうがいいでしょう。

もし発酵してしまったら加熱して発酵を止めれば、子どもも一緒に楽しめる梅シロップになりますよ◎

関連記事:梅シロップを大量消費するには?アレンジレシピや使い方

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