ロイヤルミルクティーの発祥は日本の京都って本当?歴史を調査

ロイヤルミルクティの発祥は日本?歴史を調査

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たっぷり入ったミルクのコクが楽しめるロイヤルミルクティー。

普通のミルクティーよりもなんだかリッチな気分を味わえます。

そんなロイヤルミルクティーですが、実は発祥が日本というのは知っていましたか?

紅茶文化といえばイギリスのイメージが強く、なぜロイヤルミルクティーだけが日本で生まれたのか不思議ですよね。


そこで今回は、ロイヤルミルクティーの発祥は日本ということに関して、歴史についてまとめました。

ロイヤルミルクティーの発祥は日本の京都!歴史を調査

ロイヤルミルクティ

ロイヤルミルクティーの発祥は日本です。

紅茶自体はイギリスなど外国のイメージがあるので、ロイヤルミルクティーは日本発祥だなんてちょっと意外ですよね。

ロイヤルミルクティーがどのようにして日本に生まれたか、歴史を詳しく見ていきましょう。

ロイヤルミルクティーは京都の『リプトン』が生み出した

ロイヤルミルクティーは、京都・三条にあるリプトンティーハウス』で1965年に生まれました。

『リプトンティーハウス』は、『京都の紅茶王』として知られる福永兵蔵氏がオープンさせたリプトンの紅茶専門店。

オープン自体は1930年とロイヤルミルクティーが生まれるよりも前なのですが、『高級感のある紅茶メニューを作りたい、広めたい』という思いからロイヤルミルクティーを作ったそうです。



ただ、【ロイヤルミルクティー】という名前自体はリプトンが牛乳で煮出した紅茶を作るより前からあった、という情報もあります。

1960年代初期、東京にあった『純喫茶ロンシャン』という喫茶店ではミルクティーにホイップクリームをのせた紅茶をロイヤルミルクティーとして販売していました(参考:ロンドンティールーム

私たちがよく知っているミルクティーとは別物ですが、【ロイヤルミルクティー】という名前だけは先に浸透していたことが分かりますね。

煮込み式で作るロイヤルミルクティーは大阪の『ロンドンティールーム』から

ロイヤルミルクティーはレシピによっていくつか作り方が変わります。

茶葉のコクとミルクのコクを引き出す最も濃厚な作り方が、紅茶を煮込んだ鍋にミルクを入れさらに煮込むというもの。

この【煮込み式】で作るロイヤルミルクティーは、大阪にある『ロンドンティールーム』が発祥なんです。



あらかじめ茶葉をしっかり煮込むことで、紅茶のエキスが存分に引き出されるのが特徴。

濃厚な味わいはロンドンティールームならではのロイヤルミルクティーの味なんです。


ロイヤルミルクティーはレシピや煎れる人によって味わいが大きく変わります。

リプトン式のロイヤルミルクティーとロンドンティールームのロイヤルミルクティーはどちらが正解ということはありません。

機会があれば飲み比べてみて、自分の好みのロイヤルミルクティーを見つけてみてください^^

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ロイヤルミルクティーは和製英語

ロイヤルミルクティー

ロイヤルミルクティーのロイヤルは【王室】を意味しており、高級感あるイメージを持たせるためにこの名前がつけられました。

ロイヤルミルクティーは和製英語のひとつです(Royal milk tea)。

ですので、海外で『ロイヤルミルクティーを下さい』と注文しても通じないことがほとんどでしょう。


そもそも、ミルクティー(Milk tea)も和製英語で日本で生まれた言葉なんです。

海外にも紅茶にミルクを入れた飲み物はありますが、その場合は【Tea with milk】といいます。

ちなみに、ミルクもレモンもつけないストレートの紅茶は【Black tea】。

ミルクも砂糖もつけないコーヒーをブラックまたはブラックコーヒーと呼びますが、紅茶の場合も何もつけない場合はブラックで表すんですよ。

ロイヤルミルクティーは外国では飲まれてる?

ロイヤルミルクティ

ロイヤルミルクティーは日本発祥の飲み物で、紅茶の本場イギリスでも『日本独自の飲み物』として周知されています。

では、外国ではロイヤルミルクティーは飲まれていないのでしょうか?

実は、ロイヤルミルクティーではなくても、同じように茶葉とミルクを煮込んで作られた飲み物が外国でも飲まれているんです。

それはチャイ。

チャイは主にインドでよく飲まれている紅茶で、作り方はロイヤルミルクティーとほぼ同じといっていいでしょう。

ロイヤルミルクティーとの違いは、チャイはミルクと砂糖を多めに入れてよりコク深く甘く仕上げること。

インドの人々は、この甘く仕上げた濃厚なチャイを1日に何杯も楽しんでします。

日本では、たまにロイヤルミルクティーにスパイスを加えたものをチャイとしているお店もありますが、実はこれは間違い。

スパイスがはいっていなくても、茶葉を大量のミルクと砂糖で煮込んだ飲み物はチャイになるんですね。


ちなみに、スパイスの入ったチャイは【マサラチャイ】と呼ばれています。

カルダモンやシナモン・クローブなど複数のスパイスを組み合わせており、スパイスの配合はお店によって変わります。

ですので、マサラチャイはお店によって味が大きく変わるんですね。


日本ではなかなか本格的なチャイを飲めるお店が少ないのが現状。

気になる人はインド料理店など覗いてみると、本場のチャイを味わえるかもしれませんよ^^

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まとめ:ロイヤルミルクティーの発祥は日本

一見英語のようなロイヤルミルクティーですが、実は和製英語で外国では通じません。

ロイヤルミルクティーの発祥は日本なので、外国でロイヤルミルクティーを注文しても通じないでしょう。

茶葉をミルクでしっかり煮込んだロイヤルミルクティーは深いコクが特徴。

いつもよりリッチな気分を味わいたいとき、自分へのご褒美としてロイヤルミルクティーで一息つくのもいいですね^^

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