スポンジケーキのシロップ代用は何がいい?刷毛がない時の塗り方や缶詰活用も紹介

スポンジケーキシロップ代用

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手作りケーキをワンランクアップさせてくれる「シロップ(アンビバージュ)」。

焼きあがったスポンジの乾燥を防ぎ、生クリームやフルーツとのなじみを良くして、口どけをなめらかにするために欠かせない工程ですよね。

でも、いざデコレーションを始めようとした時に「洋酒を切らしていた!」「シロップを作るのを忘れてた!」と焦ることも。

洋酒なんて、普段からお菓子作りをしない人にはなじみも薄いですもんね…。

さらに困るのが、「そもそも塗るための刷毛(ハケ)を持っていない!」というパターンです。

クリスマスやバレンタインなど、失敗したくない特別な日のケーキ作りほど、こうした小さなトラブルでパニックになりがちですよね><

今回は、家にあるもので今すぐできるシロップの代用アイデアから、ハケがない時の意外な塗り方、さらには失敗した時のリカバリー術まで、解説します!

スポンジケーキのシロップ代用!今すぐ使えるおすすめ

スポンジケーキ

シロップの基本は「水+砂糖」を煮詰めたものですが、わざわざ作らなくても代用できる優秀なアイテムがキッチンにはたくさん眠っています。

特にお子様が食べる場合や、お酒が苦手な方がいる場合は、洋酒抜きの代用シロップの方が喜ばれることも多いんですよ^^

おすすめの代用アイテムは、以下の5つです。

  • フルーツ缶詰のシロップ
  • ジャム+お湯
  • はちみつ・メープルシロップ+お湯
  • 砂糖+水(レンジで簡単)
  • ガムシロップ(ポーションタイプ)

どれもスポンジをしっとりさせてくれる心強い味方です。

それぞれの特徴と、おいしく仕上げるためのポイントを詳しく見ていきましょう。

① フルーツ缶詰のシロップ(一番手軽でおすすめ!)

デコレーション用に桃やパイン、みかんの缶詰を用意しているなら、その「中の液」を捨てずにそのまま使っちゃいましょう!

フルーツの香りがほんのり移っているシロップは、スポンジとの相性が抜群。

私もこれまで色々な缶詰で試してきましたが、どの種類でも違和感なく、むしろケーキ全体に一体感が出てとってもおいしく仕上がりました^^

今年のケーキも缶詰シロップで代用しました^^

使い方のコツ: そのままだと少し濃度が高い(甘すぎる)場合があるので、大さじ1程度のお湯で割るとスポンジに染み込みやすくなります。

缶詰を開けるだけで準備完了という手軽さは、忙しいデコレーション作業中には本当にありがたいですよね♪

② ジャム+お湯

冷蔵庫に余っているイチゴジャムやアプリコットジャムも、立派なお宝アイテムです。

ジャムにはペクチンという成分が含まれているため、スポンジの表面をコーティングして乾燥から守る力が非常に強いのが特徴。

イチゴのショートケーキならイチゴジャムを、チョコレートケーキならベリー系のジャムを使うと、味が引き締まってプロっぽい仕上がりになります。

使い方のコツ: ジャム1に対してお湯2〜3の割合でよく混ぜます。

果肉が入っている場合は、茶こしなどで一度こすと、スポンジに引っかからず綺麗に塗れますよ。

ジャム特有の甘酸っぱさがアクセントになり、高級店のケーキのような奥行きのある味わいになります◎

③ はちみつ・メープルシロップ+お湯

「とにかく今すぐ保湿したい!」という時に便利なのが、はちみつやメープルシロップです。

特にはちみつには強力な「吸湿性」があり、時間が経ってもスポンジがパサつきにくいというメリットがあります。

翌日に食べる予定のケーキなら、はちみつシロップが一番安心かもしれません^^

使い方のコツ: はちみつは冷えると固まりやすいので、必ず温かいお湯で溶かしてから使ってください。

比率は「はちみつ1:お湯3」くらいがさらっとして使いやすいです。

独特のコクが加わって、大人も子供も大満足のしっとりしたおいしいケーキになりますね♪

④ 砂糖+水(基本のシンプルシロップ)

缶詰もジャムもない…という時は、基本に立ち返って砂糖と水だけで作りましょう。

鍋で煮詰めるのが面倒な時は、耐熱容器に入れて電子レンジで加熱するだけでもOKです。

洋酒を入れなくても、お砂糖の保水効果でスポンジはしっかり守られます。

黄金比: 【砂糖1:水2】の割合がベストです。これより砂糖が少ないと、保湿効果が弱まってしまいます。

甘さが気になる方は、生クリームに入れるお砂糖の量を少し減らすことで、全体のバランスを調整してみてくださいね◎

⑤ ガムシロップ(ポーションタイプ)

コーヒーや紅茶に使うポーションタイプのガムシロップも、実はシロップの代用として優秀です。

すでに液体になっているので溶かす手間がなく、思い立った瞬間に使えるのが最大のメリット。

1個あたりの量も決まっているので、余らせてしまう心配もありません。

使い方のコツ: ガムシロップ1個に対して、小さじ1程度のお湯や、あれば数滴のレモン汁を加えると、スポンジへのなじみが良くなります。

少量だけシロップが必要な時にはこれ以上ない便利な方法ですね^^

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スポンジケーキのシロップを塗るのに刷毛(ハケ)がない時の塗り方

お菓子作りの刷毛

「材料は揃ったけれど、塗る道具がない!」という悩み、実はとっても多いんです。

専用のハケを持っていなくても、家にある日用品を使えばムラなく綺麗にシロップを塗ることができます。

ハケの代わりになる便利な方法は、以下の4つです。

  • スプーンの「背」を使う
  • キッチンペーパーで「ポンポン」する
  • 「霧吹き(スプレー)」でシュシュッとする
  • ビニール袋の角をカットして垂らす

どの方法も、少しのコツでハケに負けない仕上がりになりますよ。

それぞれのやり方を詳しく解説しますので、自分に合いそうなものを選んでみてください^^

スプーンの「背」を使う

一番手軽で、私もよくやる方法です。

カレースプーンやデザートスプーンを使って、少しずつ垂らしながら伸ばしていきます。

一度にドバッとかけるとそこだけスポンジがふやけてしまうので、スプーン1杯ずつ、中心から外側に向かってポトポトと落とし、スプーンの背で優しく滑らせるのがコツ。

「塗る」というより「表面を滑らせてなじませる」イメージで行うと、スポンジを傷つけずに綺麗に塗れます。

少し手間はかかりますが、一番失敗が少なく、厚みのある部分にもしっかり染み込ませられますね◎

キッチンペーパーで「ポンポン」する

「手早く全体に塗りたい!」という方におすすめなのが、キッチンペーパーを使う裏ワザです。

清潔なキッチンペーパーを小さく四角に折りたたみ、シロップを軽く染み込ませます。

それをスポンジの表面に、はんこを押すように「ポン、ポン」と優しく当てていくだけ。

ハケの毛先のように細かく水分を届けてくれるので、塗りムラが驚くほど少なくなります。

キッチンペーパーは水分に強いタイプ(破れにくいもの)を使うのが、スポンジに紙くずをつけないポイントです^^

使い終わったらそのまま捨てられるので、後片付けが楽ちんなのも嬉しいです♪

霧吹きで吹きかける

もし100円ショップなどで買った食品用の霧吹きがあれば、使うことができます。

シロップをボトルに入れ、スポンジから15cmほど離して全体に吹きかけるだけ。

ミスト状になったシロップが均一に降り注ぐので、スポンジを一切傷つけることなく、理想的な「しっとり感」を作ることができます。

プロのパティシエも、大量に作る時やデリケートな生地にはスプレーを使うことがあるんです。

この方法なら、側面の塗りづらい部分も一瞬でカバーできて、時短効果もバッチリですね◎

ビニール袋の角をカットする

「スプーンだとこぼしそうだし、霧吹きもない…」という方は、小さめのポリ袋を「絞り袋」のように使ってみてください。

袋にシロップを入れ、角をハサミでほんの1ミリだけ、極小にカットします。

そこから細い線を描くように、スポンジ全体にシロップを走らせていきます。

出る量を細かく調整できるので、特にケーキの端っこ(乾燥しやすい部分)を塗るのに最適です。

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チョコスポンジをおいしくする工夫

チョコスポンジ

「チョコレート味のスポンジケーキ(ジェノワーズ・ショコラ)を作る方も多いはず。

実はチョコ生地は、プレーンなスポンジよりも油分やココアパウダーの影響で乾燥しやすいという特徴があります。

チョコケーキをおいしくするための、プラスアルファのアイデアをご紹介します。

  • インスタントコーヒーを混ぜる: シロップにお湯で溶いたコーヒーを少量足すと、チョコの甘さが引き締まり、深みのある「カフェ・モカ」のような味わいになります。
  • ココアシロップにする: お湯で溶いたココアをシロップに混ぜると、チョコ感がよりアップします。
  • ミルクチョコには「牛乳」割り: お子様向けのケーキなら、シロップを少量(小さじ1程度)の牛乳で割ると、まろやかさが増して食べやすくなります。

ほんの少し「色」や「香り」を足すだけで、贈った相手に「いつものケーキと違う!」「お店の味みたい!」と驚いてもらえるはずです。

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もしシロップを塗りすぎたら?リカバリー方法

ケーキスポンジ

「ハケがないから加減がわからず、スポンジがベチャベチャになっちゃった」

そんな時でも諦めないでください!

まだ救済する方法はあります。

キッチンペーパーで吸い取る: 塗りすぎた部分に新しいキッチンペーパーをそっと当て、余分な水分を吸い込ませます

しばらく乾燥させる: 焦って生クリームを塗らず、そのまま30分ほど涼しい場所(または冷蔵庫)で放置してください。表面の水分が落ち着き、扱いやすくなります

クリームの硬さを調整する: スポンジが柔らかくなりすぎた時は、生クリームをいつもより「少し硬め(8分〜9分立て)」に泡立ててください。
硬めのクリームが支柱代わりになり、ケーキが崩れるのを防いでくれます

こうしたリカバリー術を知っておけば、安心してデコレーションに挑戦できますね^^

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まとめ:スポンジケーキのシロップは代用できる

スポンジケーキのシロップ代用と、ハケがない時の塗り方をまとめました。

  • 代用材料は「缶詰シロップ」「ジャムお湯」「はちみつ」が最強
  • ハケがなくても「スプーン」「キッチンペーパー」「霧吹き」で代用できる
  • 塗る時はスポンジが冷めてから。側面や端っこを重点的に
  • バレンタインはコーヒーやココアを足して味をランクアップ

シロップがあるのとないのとでは、ケーキを一口食べた瞬間の「しっとり感」が全く違います。

専用の道具や材料が手元になくても、今回ご紹介したアイデアを組み合わせれば、必ず手作りケーキが完成します。

デコレーションの時間を楽しんでくださいね!

関連記事:スポンジケーキにシロップは必要なの?塗るタイミングや理由について

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