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春の味覚の代表格たけのこ。
たけのこご飯をはじめ、天ぷらや若竹煮などたけのこを使った料理はたくさんで、何を作ろうかワクワクしちゃいますよね^^
以前までたけのこには食べ合わせが悪いと言われる食材がありましたが、最近ではそれは間違いであるということも分かってきました。
なので、今まで以上に安心してたけのこ料理を楽しめますよ！
今回は、たけのこと食べ合わせが悪いと言われる食材について、また一緒に食べると良い食材もまとめました。
たけのこと食べ合わせが悪いと言われる食材は？
たけのこと食べ合わせが悪いと言われる食材として、豆腐があげられていました。
理由は、豆腐を固めるときに使う凝固剤の一種【硫酸カルシウム】。
硫酸カルシウムがたけのこに含まれるアクの中のシュウ酸と結合し、シュウ酸カルシウムになることで尿路結石の原因となると言われていたためです。
ですので、たけのこと豆腐は一緒に食べないほうがいいという意見があったんですね。
ただ、最近になって逆にカルシウムが不足することが尿路結石の原因になるということが分かってきました。
結石はカルシウムを含むものが8割といわれており、以前はカルシウムの摂取が結石の原因になるといわれていましたが、現在は積極的に摂るように推奨されています。
なぜなら、カルシウムは腸のなかでシュウ酸とくっついて、体内に吸収されるのを抑制することがわかったからです。
サントリー
カルシウムは腸の中でシュウ酸とくっつくと便になって排出されます。
つまり、シュウ酸が尿に届く前にカルシウムをたくさん摂取して便にしてしまおうというわけなんです。
カルシウムは他の物質ともくっつきやすいため、カルシウムの摂取量が少ないとシュウ酸とくっつく分がありません。
そうなると、多くのシュウ酸はカルシウムとくっつけないまま尿に流れていくことに。
そこでたまたま他の物質とくっつけなかったカルシウムの残りがシュウ酸とくっつき結石になってしまうんです。
シュウ酸にカルシウムを多く与えるのが、尿路結石の大きな予防法になるなんておもしろいですよね。
たけのこと食べ合わせが悪いと言われてきた豆腐は、実は積極的に食べたほうがいい食材だったんです。
たけのこと一緒に食べると良いと言われる食材
たけのこは和洋中どんなふうに調理してもおいしいですよね。
何にでも合うたけのこですが、その中でも一緒に食べると良いと言われる食材を2つ紹介します。
- ご飯
- こんにゃく
ご飯
たけのこには【チロシン】というアミノ酸の一種が含まれています。
チロシンはブドウ糖と一緒に摂取することで疲労回復効果が期待できるんだとか。
ブドウ糖を含む食材は多くありますが、ご飯はその代表格。
たけのこご飯はたけのこの定番料理ですが、実はとても理にかなったメニューだったんですね。
こんにゃく
こんにゃくに含まれる【グルコマンナン】という食物繊維には、体の中の余分な塩分を外に出す働きがあります。
一方、たけのこにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムの塩分の吸収を抑える働きとグルコマンナンの余分な塩分を排出する働き。
2つの相乗効果で高血圧対策がばっちりになります。
たけのこを調理するときのポイント
たけのこを調理するときは、事前にしっかりとアク抜きをするのが大事です。
新鮮なたけのこであればアク抜きをしなくてもいいとされていますが、スーパーで買ったり人からおすそ分けしてもらったものであればアク抜きはしたほうがいいでしょう。
というのも、たけのこのアクにはシュウ酸が多く含まれていて、アク抜きしないたけのこを食べることで多量にシュウ酸を摂取してしまうから。
シュウ酸は摂りすぎると尿路結石の原因にもなる成分。
たけのこだけでなく、ほうれん草やコーヒーなど身近な食材にも含まれているので摂りすぎないようにしないといけません。
アク抜きしないことで起こるデメリットは他にも。
・蕁麻疹のような腫れやかゆみが出てくる
・えぐみがあって竹の子の後味が悪くなる
アクの中にあるコリンという成分を多量摂取すると、ヒスタミンという物質を作り出してしまいます。
ヒスタミンが血管を広げることで、体に蕁麻疹が出たり異常なかゆみを引き起こしてしまうんです。
特に体調が悪く抵抗力が下がっている人は蕁麻疹やかゆみを引き起こしやすいので注意してください。
たけのこのアク抜きは時間もかかって面倒ですが、おいしく安全に食べるためにもしっかりとアク抜きは行いましょう。
まとめ：たけのこと食べ合わせが悪いと言われる食材もあったが今は大丈夫
たけのこと食べ合わせが悪いと言われる食材について、また一緒に食べると良いよされる食材をまとめました。
以前はたけのこと豆腐は一緒に食べてはいけないなんて言われていましたが、研究の結果問題ないことが分かりました。
たけのこはどんな食材とも合うのでついつい食べ過ぎてしまうもの。
ですが、きちんとたけのこはアク抜きして、一度にたけのこばかり食べ過ぎないよう量には気を付けてくださいね。
