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野菜は干すことでうま味がぎゅっと濃縮。
長期保存もできるので、食べきれない野菜は干し野菜にするのも食材を上手に使い切るコツのひとつです。
そんな干し野菜、作るには干すために専用のネットを使うのが基本。
でも、わざわざ買うのも面倒だし家にあるものが野菜干しネットの代用品になれば嬉しいですよね!
そこで今回は、野菜干しネットの代用品を4つ紹介します。
天日干しとオーブンの違いについてもまとめたので、ぜひチェックしてくださいね。
野菜干しネットの代用品を4つ紹介
まずは野菜干しネットの代用品を4つ紹介していきます。
どれも家にあるものばかりなので、気軽に干し野菜作りにチャレンジできるのではないでしょうか?
- ザル
- 巻きす
- 揚げ物用のバットと網
- ドライネット
野菜干しネットの代用品①ザル
茹でた野菜や麺の水気を切るときに使うザルは野菜干しネットの代用品として使うことができます。
ただ、ザルの場合は深さがあって野菜同士が重なりやすいのが難点。
干し野菜は湿気がこもらないようにするのがポイントなので、ザルで野菜を干すときは定期的に野菜を並べ替えて均一に風があたるようにしましょう。
ザルの上に同じくらいのザルをかぶせれば、虫が寄ってくるのも防げます。
ザルの網目はできるだけ細かいものを選んでくださいね。
野菜干しネットの代用品②巻きす
巻きすとは、太巻きなどお寿司を作るときに使う道具。
もともと食材を扱う道具だから干し野菜を作るのにも抵抗なく使えますね。
国産の巻きすならより安心して使えます^^
代用方法は簡単で、皿やバットの上に巻きすを広げて野菜を並べるだけ。
巻きすの底が皿やバットに接しないよう、皿やバットは巻きすよりやや小さいものを選んでください。
巻きすによく使用されている竹は通気性に優れている素材ですが、時たま野菜の上下を返すことでより均一に水分を飛ばすことができますよ◎
野菜干しネットの代用品③揚げ物用のバットと網
フライや唐揚げなど揚げ物の油をきるのに欠かせないバットと網。
2つを組み合わせれば野菜干しネットの代用品として使うことができます。
揚げ物用の網は網目が大きいものがほとんどなので、大きめの野菜を干すのにおすすめ!
通常の野菜を干すだけなら問題ないですが、梅を干して梅干しを作るときは注意が必要。
なぜなら、梅に含まれる酸や調味料の塩分が金属と触れると、金属をサビさせてしまうからです。
揚げ物用のバットや網は金属製のものが多いため、梅を干すときはバットや網の材質をよく確認してくださいね。
野菜干しネットの代用品④ドライネット
ドライネットとは、主にアウトドアの場面で使用した食器などを乾かすときに使うアイテム。
荷物を減らしたいアウトドアでも邪魔にならないよう、コンパクトな作りのものが多いです。
場所を取らないので、少しだけ干し野菜を作りたいときに便利ですね◎
ちなみに、どの代用品にもいえることですが野菜を干すときに新聞紙やキッチンペーパーを敷くのはおすすめできません。
どうしても野菜が乾きにくくなるためなんですが、下に敷いたときはいつもより多く上下を返すようにしてくださいね。
天日干しとオーブンの違いってなに?
干し野菜を作る方法として、天日干しにする方法、あるいは低温のオーブンで焼いて乾燥させる方法があります。
天日干しはどうしても時間がかかるため、一見するとオーブンで焼いたほうが良さそうな気がしますが、実は天日干しにはオーブンにはないメリットがあるんです。
それが以下の2つ。
- 天日干しすることで野菜が傷みにくくなる
- 天日干しすることでうま味成分がアップする
これらのメリットは、全て日光に含まれる紫外線による効果。
紫外線の殺菌効果によって野菜の微生物の働きが抑制され、干すだけよりも傷みにくくなる効果が期待できます。
また、日光によって野菜が温められると野菜の酵素が活性化。
デンプン質を分解することで糖を作り出すので、野菜本来の甘味が増すんですね。
食べたときにうま味を感じられるのは、天日干しの効果によるものといえるでしょう。
詰まり、野菜を干すときに重要なのは「日光にあてる」ということ。
日光が出ていない・紫外線がそこまで強くない時期であれば、天日干しの効果を実感するのは難しいでしょう。
その場合は、オーブンを使って短時間で干し野菜を作ったほうがメリットはあるかなと思います◎
天日干しできないときに使える機械
雨が続く時期など、湿度が高い季節は干し野菜を作るのに適していません。
そんなときに便利なのが、フードドライヤーと呼ばれるアイテム。
野菜や果物を干すのに特化したアイテムで、気候や湿度に左右されずに1年中いつでも干し野菜を作ることができます^^
こちらは使いやすいコンパクトサイズですが、もっと大きなものもあるので、自分の作りたい量に合わせて選んでくださいね。
野菜干しネットの代用品まとめ
野菜干しネットの代用品をまとめました。
どこの家庭にもよくあるザルや揚げ物用のバットなどが野菜干しネットの代用品になります。
専用ネットに比べて空気がこもりやすいところはあるので、定期的に上下を返す・場所を入れ替える等して均一に乾燥させるようにしましょう。
天日干しには多くのメリットがありますが、どうしても天候に左右されやすいもの。
1年中干し野菜を楽しみたい人はフードドライヤーの購入も検討してみてくださいね◎