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外側のカリッとした香ばしい食感と、中身のもっちりとした弾力のコントラストが魅力のカヌレ。
フランスの伝統的なお菓子ですが、最近では専門店も増え、自分でお家で作る手作りカヌレに挑戦する人も増えていますよね。
シンプルな材料で作れるカヌレですが、実はプロでも温度管理が難しいとされる奥の深いお菓子です。
いざ自分で焼いてみたり、お店で買ったものを食べたりしたときに、中身がとろとろで、まるで液体みたい…これって生焼け?
それともこういう食べ物なの?と不安になってしまうことも^^;
カヌレの中身がしっとり・もっちりしているのは正解ですが、冷ました後にドロっと流れてくるようなら生焼けの可能性が高いです。
カヌレが生焼けの場合でも、オーブンやトースターで焼き直しをすればリカバリー可能です。
また、生焼けのカヌレを少量食べてしまった場合の目安も解説します。
カヌレの生焼けと成功の違い

結論から言うと、カヌレの中身がとろとろ・ふにゃふにゃだからといって、(特に焼きたての場合)必ずしも生焼けとは限りません。
カヌレは、マフィンやスポンジケーキのようなふわふわした焼き菓子とは、根本的に作り方が異なります。
まずは正常な状態を知ることから始めましょう。
成功:焼きたてはとろとろなのが当たり前
カヌレが生焼けだと勘違いしてしまう一番の原因は、焼きたてをすぐに食べてしまうことです。
お菓子はオーブンから出した直後、まだ中身の水分が安定していません。
カヌレの場合、焼きたては中身のアパレイユ(卵や牛乳、小麦粉などを混ぜ合わせた焼く前の液状の生地)がまだカスタードクリームのように柔らかい状態です。
カヌレは、焼き上がってから冷めていく過程で、中身の水分が落ち着き、あの独特のもっちり・むっちりした弾力が生まれます。
生っぽいと感じたら、まずは常温で3〜4時間しっかりと冷ましてから、もう一度カットしてみてくださいね。
また最近は、あえて中を柔らかめに仕上げた「半熟カヌレ」系の商品も見かけます。
お店の説明に「とろり食感」が書かれている場合は、狙って作られていることもあるので、購入品は表示や案内に合わせて判断するのがおすすめです。
生焼けのサイン:ドロドロ流れる、粉っぽい

しっかり冷ました後でもやっぱりおかしいと感じる場合、本当に生焼けの可能性があります。
以下の3点をチェックしてみてください。
1. 竹串を刺してドロッとした液がつく
一番確実な方法です。カヌレの中心に竹串を刺して抜いた時、何もついてこないか、あるいは弾力のある生地が少しつく程度なら合格です。
竹串に、焼く前の生地のようなドロッとした液体やネチャッとした粉っぽさがついてくる場合は、熱が通り切っていません。
2. 断面にす(気泡)が入っていない
正常に焼けたカヌレの断面には、大小さまざまな気泡(す)が全体に広がっています。
断面が詰まっていて、まるでういろうのようにまっ平らで重たい感じがしたり、中心部だけが半透明っぽく見える場合は生焼けの可能性が高いです。
3. 粉っぽい味がする
一口食べた時に、カスタードのようなおいしい風味ではなく、生のお好み焼きを食べているような粉っぽさや粘り気を強く感じる場合は、小麦粉に十分に火が通っていません。
生焼けカヌレの焼き直し方法

カヌレを焼くのに失敗した!と思っても、捨てないでください!
少しの手間で復活させることができます。
オーブンでじっくり再加熱
まだ型から外した直後で、オーブンも熱い状態なら、もう一度型に戻して10〜15分ほど追加で焼くのが一番確実です。
外側が焦げやすいので、アルミホイルをふんわり被せて色づきすぎを防いでくださいね。
焼き直しは「中心に火を入れる」作業なので、短時間で決めようとせず、様子を見ながら進めるのが安全です。
温度は180℃程度に設定し、竹串を刺してチェックしながら、生地がついてこなくなるまで焼きましょう。
電子レンジ+トースターの合わせ技
時間が経って冷めてしまったカヌレをオーブンで焼き直しても、なかなか中心まで熱が届きません。
そこでこの方法が効果的です。レンジは「中を温める」、トースターは「外をカリッと戻す」と役割分担させるのがコツ。
- 電子レンジで内側を加熱:カヌレを耐熱皿に並べ、ラップをせずに600Wで10秒ずつ様子を見ながら加熱します(合計20〜30秒が目安)
- トースターで外側をカリッと:レンジから出した後、アルミホイルを軽く被せてトースターで2〜3分焼きます
- 再度冷ます:加熱直後は柔らかいので、少し置いて落ち着かせます
電子レンジは加熱しすぎると生地がゴムのように硬くなってしまうので、10秒ずつ様子を見るのが失敗しないコツ。
電子レンジだけで仕上げると、カヌレ特有のカリッと感が失われるので、必ずトースターで仕上げましょう。
生焼けのカヌレを食べてしまったら?

もし、生焼けのカヌレを食べてしまったらどうなるのでしょうか?
小麦粉の生食は腹痛の原因になることも
小麦粉は、生の状態だと消化されにくいと言われています。
少量なら問題にならないことも多いですが、体質や量によってはお腹がゆるくなったり、張ったりしてしんどくなることがあります。
また、デンプンは加熱で「糊化(α化)」が進むと食べやすい状態になります。
生焼けはこの変化が足りず、胃腸に負担になりやすい…というイメージです。
少量なら様子見でOK、異変があれば病院へ
一口食べておかしいなと思って残りを食べなかった場合は、ほとんどの場合は様子見で大丈夫です。
水分を多めに取って、体を冷やさず休みましょう。気持ち悪さがある日は、無理に食べ直さないのが安全です。
ただし、激しい腹痛や嘔吐、下痢が続く場合は、医療機関を受診してください。
少し食べておかしいなと思ったら、残りは無理して食べないようにしましょう。
カヌレで生焼けを防ぐコツ

カヌレ作りは温度がすべてです。
次においしく焼くための、専門的なコツをわかりやすく解説します。
生地は必ず常温に戻してから焼く
カヌレの生地は、グルテンを落ち着かせるために冷蔵庫で一晩寝かせることが多いですよね。
でも、冷たい生地をそのままオーブンに入れると中心が温まりにくく、生焼けの原因になります。
冷蔵庫から出して30分〜1時間は置き、生地が冷たくなくなるまで(目安:指で触っても冷たさを感じない程度)待ってから型に流し入れましょう。
オーブンのクセを知りしっかり予熱する
レシピに210℃で60分と書いてあっても、家のオーブンの実温度が同じとは限りません。
さらに、天板を入れる瞬間や扉の開閉で庫内温度は下がりやすいので、予熱は早めに完了させておくのがおすすめです。
少し高めに予熱をして、生地を入れたら設定温度に戻すと、最初からしっかり熱を伝えやすくなりますよ◎
「最初の立ち上がり」で焼き色と形が決まるので、ここを丁寧にやるほど失敗が減ります。
型の素材に合わせた焼き時間調整
銅製の型、ステンレス製、シリコン製など、カヌレ型には種類がありますが、熱伝導(熱の伝わりやすさ)が違います。
特にシリコン型は熱が伝わりにくいので、レシピより長めに焼く必要があるかもしれません。
また、型に塗るバター(または蜜蝋入りバター)がしっかり冷え固まっていないと、外側の焼き色がつきにくく、結果として中まで火が通る前に「焦がしたくないから」と早く出してしまう…という生焼けループに陥りやすくなります。
カヌレの生焼けの見分け方まとめ
- 焼きたてはとろとろなのが普通、3〜4時間冷ましてから判断する
- 竹串にドロッとした液体がつく、断面に気泡がない場合は生焼け
- 粉っぽい味が強い場合は、無理して食べず焼き直しへ
- 焼き直しはオーブンかレンジ+トースターで可能
- 生地を常温に戻す、しっかり予熱するのが成功のコツ
- 型の素材によって焼き時間を調整する
カヌレは一見難しそうに見えますが、自分のオーブンのクセを掴めば、お家でも感動するほどおいしいものが焼けるようになります。
とろとろは「焼きたてあるある」のことも多いので、まずはしっかり冷ましてチェック。
怪しかったら焼き直しで立て直せます^^

