クッキー生地を寝かせる理由!寝かせないで作るとどうなる?

クッキー生地を寝かせないとどうなる?寝かせる理由についても

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手作りおやつの定番クッキー。

特別な材料を用意しなくていいし、型抜きも楽しいから我が家でもよく作ります^^

ただ、クッキーのレシピには必ずと言っていいほど『クッキー生地を寝かせる・休ませる』といった工程がありますよね。

時間のあるときはいいんですが、子どもが「早く食べたい」なんて言うときはクッキー生地を寝かせる時間が足りなくて。

そのまま作れたら楽ですが、クッキー生地を寝かせる理由は何なのか気になりますよね。


そこで今回は、クッキー生地を寝かせる理由について、また寝かせないで作るとどうなるかもまとめました。

クッキー生地を寝かせる理由

クッキー生地

クッキー生地を寝かせる理由は全部で3つ。

どれもクッキーをおいしく仕上げるためには大事なポイントなんです。

  • クッキー生地の中のグルテンを落ち着かせるため
  • 水分量にムラのない均一な生地にするため
  • 焼きあがったときにきれいな見た目にするため

クッキー生地の中のグルテンを落ち着かせるため

クッキーの材料となる小麦粉は水分を加えて混ぜることでグルテンを発生させます。

グルテンは本来網目状の形をしているのですが、発生したばかりのグルテンはバラバラの状態から元の網目状に戻ろうとするんですね。

生地をのばしてもぎゅっと縮まるのはそのためです。


ですが、クッキー生地を寝かせるとグルテンが元の網目状に戻ろうとする力は弱くなります。

暴れているグルテンを落ち着かせれば生地は扱いやすくなるので、クッキー生地を寝かせる必要があるというわけです。

水分量にムラのない均一な生地にするため

クッキーを作るときは、卵や牛乳など何かしら水分量を加えますよね。

クッキー生地を混ぜた直後は、よく混ぜたつもりでも生地の中で水分量に偏りがある状態。

水分量の偏りは生地の焼き上がりや食感にムラができる原因になるので、クッキー生地を寝かせて生地中の水分を均一にいきわたらせる必要があります。

焼きあったときにきれいな見た目にするため

クッキー生地を寝かせるときは冷蔵庫または冷凍庫で行います。

クッキー生地を冷やすことになるのですが、クッキー生地は冷やすことで焼いてもダレなくなります。

特に型抜きクッキーなど、繊細な仕上がりを求めるクッキーはきちんと冷やしてクッキー生地を締めましょう。

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クッキー生地を寝かせないで作るとどうなる?

クッキー生地

クッキー生地を寝かせないで作るクッキーの仕上がりは以下のようになります。

・生地がダレて広がる

・焼きあがったクッキーの表面がデコボコする

・サクサクとした食感が弱くなる                                                                                                         

クッキー生地を寝かせないと、生地の温度は高いまま。

生地がダレてしまっているので、焼いたときに広がって形が崩れてしまっています。

また、クッキーの表面になめらかさもないので、アイシングクッキーを作るときはきれいにデコレーションできません。


違いはクッキーの食感にも。

きちんと寝かせたクッキー生地はムラのない均一の状態なのでサクサクの食感になりますが、寝かせずにそのまま焼いた場合はサクサク感も弱くなってしまいます。


正直、違いに関してはパッと分かりやすいものではないかもしれません。

クッキー生地を寝かせないで焼いてもある程度の仕上がりにはなるので…。

ですが、同じクッキー生地を寝かせる・寝かせないで焼いてみるとその違いは歴然。

食べ比べたときに「寝かせたほうがきれいでおいしい!」と感じられるでしょう。


ワンランクアップしたお店のようなクッキーを作りたいという人は、生地の配合だけでなく【寝かせる】という工程を重視してみてくださいね。

クッキー生地を寝かせる時間は最短でどのくらい?

クッキー生地

クッキー生地を寝かせる時間は最低でも1時間は取りましょう。

クッキー生地を寝かせることで、生地は扱いやすく見た目や味がよくなります。

できれば12時間ほどゆっくりと寝かせたほうがより仕上がりもよくなりますが、時間のないときは1時間でも十分!

そのまま焼いたときとの違いを実感できますよ^^

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クッキー生地は保存もできる!

クッキー生地

「ワンランク上のクッキーを作りたいけど生地を寝かせる時間がない」という人は、あらかじめクッキー生地を冷凍しておくという手もあります。

クッキー生地を寝かせながら長期保存もできるので、忙しい人におすすめ!

クッキー生地の冷凍方法

  1. 型抜きクッキーは型抜きできる厚さにのばしてから、アイスボックスクッキーはカットする前のひとかたまりの状態でラップで包む
  2. ジッパー付きバッグに入れて口をしっかり閉じる
  3. 冷凍庫に入れておけば約1ヶ月保存可能

クッキー生地を冷凍するときは、クッキーの種類によって形を変えてください。

型抜きクッキーなら薄く伸ばして、アイスボックスクッキーはあとは切るだけの状態でラップをしましょう。

クッキー生地の解凍方法

クッキー生地を冷凍するとき、それぞれ伸ばしたりあとは切るだけの状態にしたのは半解凍のまま使うから。

冷凍したクッキー生地は完全に解凍させると生地がダレてしまうので、必ず半解凍のまま型抜きしたり切って使いましょう。

薄く伸ばしたクッキー生地なら室温で5分ほど、アイスボックスクッキーも10分ほどおけば半解凍の状態になります。


冷凍しておいたクッキー生地はパン作りでも活躍します^^

シンプルな丸パン生地を伸ばしたクッキー生地で包めばメロンパンに!

チョコクッキー生地でメロンパンを作ってもいいですし、いろいろアレンジしてみてくださいね。

まとめ:クッキー生地を寝かせる理由はクッキーをおいしくきれいに仕上げるため

クッキー生地を寝かせる理由をまとめました。

クッキー生地は寝かせることで生地の状態がよくなり、見た目も味もワンランクアップした仕上がりになります。

クッキー生地を寝かせなかったからといって大きく失敗することはないですが、手作りクッキーを極めたい人はぜひ生地をしっかり寝かせて作ってみてくださいね。

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