この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
外側のカリっとした香ばしい食感と、中身のもっちりとした弾力のコントラストが魅力のカヌレ。
フランスの伝統的なお菓子ですが、最近では専門店も増え、自分でお家で作る「手作りカヌレ」に挑戦する人も増えていますよね。
シンプルな材料で作れるカヌレですが、実はプロでも温度管理が難しいとされる奥の深いお菓子です。
いざ自分で焼いてみたり、お店で買ったものを食べたりした時に、
「中身がとろとろで、まるで液体みたい」
「ふにゃふにゃしていて、小麦粉の味がする気がする」
これって生焼け?それともこういう食べ物なの?と不安になってしまうことも^^;
そこで今回は、カヌレの中身が生っぽい時の「生焼け」かどうかの判断基準、生焼けを食べてしまった時のリスク、そして失敗した生地を焼き直す方法などをまとめました。
カヌレがふにゃふにゃで中身が生っぽいのは生焼け?

結論から言うと、「カヌレの中身がとろとろ・ふにゃふにゃだからといって、必ずしも生焼けとは限らない」んです。
カヌレは、マフィンやスポンジケーキのような「ふわふわ」した焼き菓子とは、根本的に作り方が異なります。
まずは正常な状態を知ることから始めましょう。
焼きたてはとろとろなのが当たり前!
カヌレが生焼けだと勘違いしてしまう一番の原因は、焼きたてをすぐに食べてしまうことです。
お菓子はオーブンから出した直後、まだ中身の水分が安定していません。
カヌレの場合、焼きたては中身のアパレイユ(※)がまだカスタードクリームのように柔らかい状態です。
アパレイユとは
お菓子作りで、卵や牛乳、小麦粉などを混ぜ合わせた「焼く前の液状の生地」のことです。
カヌレは、焼き上がってから冷めていく過程で、中身の水分が落ち着き、あの独特の「もっちり・むっちり」した弾力が生まれます。
「生っぽい」と感じたら、まずは常温で3〜4時間しっかりと冷ましてから、もう一度カットしてみてくださいね。
半熟カヌレというジャンルもある
最近では、あえて中身を極限まで柔らかく仕上げた「半熟カヌレ」という商品も人気です。
これはプロが温度管理を徹底して作った商品なので、とろとろでも問題なく食べられます。
お店によっては、あえて「とろり」とした食感を狙っている場合もあるので、 レシピやお店のコンセプトを確認してみるのも大切です。
本物の生焼けを見分ける3つのポイント

しっかり冷ました後でも「やっぱりおかしい」と感じる場合、本当に生焼けの可能性があります。
以下の3点をチェックしてみてください。
竹串を刺してドロッとした液がつく
一番確実な方法です。
カヌレの中心に竹串を刺して抜いた時、何もついてこないか、あるいは弾力のある生地が少しつく程度なら合格です。
生焼けのサイン
竹串に、焼く前の生地のような「ドロッとした液体」や「ネチャッとした粉っぽさ」がついてくる場合は、熱が通り切っていません。
断面に「す(気泡)」が入っていない
正常に焼けたカヌレの断面には、大小さまざまな気泡(す)が全体に広がっています。
生焼けのサイン
断面が詰まっていて、まるで「ういろう」のように真っ平らで重たい感じがしたり、中心部だけが色が濃く、半透明の液状になっている場合は生焼けの可能性が高いです。
粉っぽい味がする
一口食べた時に、カスタードのようなおいしい風味ではなく、生のお好み焼きを食べているような「粉っぽさ」や「粘り気」を強く感じる場合は、小麦粉に十分に火が通っていません。
生焼けのカヌレを食べてしまった!大丈夫?

もし、生焼けのカヌレを食べてしまったらどうなるのでしょうか?
腹痛や消化不良のリスク
小麦粉に含まれるデンプンは、生のままでは人間がうまく消化できません。
アルファ化(糊化)とは
小麦粉などのデンプンに水と熱が加わり、人間が消化吸収できる状態に変化することです。
生焼けの状態、つまりアルファ化が不十分な生地を食べてしまうと、胃腸がびっくりしてしまい、腹痛、下痢、膨満感(お腹が張る感じ)を引き起こすことがあります。
特に、お子さんや胃腸が弱い方は注意が必要です。
少し食べて「おかしいな」と思ったら、残りは無理して食べないようにしましょう。
生焼けだった時の焼き直しのコツ

「失敗した!」と思っても、捨てないでください! 少しの手間で復活させることができます。
電子レンジ + トースターの合わせ技
時間が経って冷めてしまったカヌレをオーブンで焼き直しても、なかなか中心まで熱が届きません。
そこでこの方法が最強です。
- 電子レンジで内側を加熱:カヌレを耐熱皿に並べ、ラップをせずに 600Wで10秒ずつ様子を見ながら加熱します(合計20〜30秒が目安)。 これで中心部の「生」の状態を解消します。
- トースターで外側をカリッと: レンジから出した後、アルミホイルを軽く被せてトースターで2〜3分焼きます
- 再度冷ます: ここが重要!加熱直後は柔らかいので、また数時間置いて水分を飛ばします
電子レンジは加熱しすぎると生地がゴムのように硬くなってしまうので、10秒ずつ様子を見るのが失敗しないコツ。
オーブンで焼き直す(型がある場合)
まだ型から外した直後で、オーブンも熱い状態なら、もう一度型に戻して10〜15分ほど追加で焼くのも手です。
ただし、外側が焦げやすいので、アルミホイルを被せるなどの対策を忘れないでくださいね。
カヌレを生焼けにさせない3つのポイント

カヌレ作りは「温度」がすべてです。
次においしく焼くための、専門的なコツをわかりやすく解説します。
生地は必ず「常温」に戻してから焼く
カヌレの生地は、グルテンを落ち着かせるために冷蔵庫で一晩寝かせることが多いですよね。
でも、冷たい生地をそのままオーブンに入れるのは生焼けの最大の原因です。
冷蔵庫から出して30分〜1時間は置き、生地が冷たくなくなるまで (目安:指で触っても冷たさを感じない程度)待ってから型に流し入れましょう。
オーブンのクセを知りしっかり予熱する
レシピに「210℃で60分」と書いてあっても、家のオーブンの実温度がそれより低いことはよくあります。
予熱は設定温度+20℃で
オーブンの扉を開けた瞬間に、温度は20〜30℃も下がってしまいます。
少し高めに予熱をして、生地を入れたら設定温度に戻すと、最初からしっかり熱を伝えることができますよ◎
③ 型の素材に合わせた下準備
銅製の型、ステンレス製、シリコン製など、カヌレ型には種類がありますが、熱伝導(熱の伝わりやすさ)が違います。
特にシリコン型は熱が伝わりにくいので、レシピより長めに焼く必要があるかもしれません。
また、型に塗るバター(または蜜蝋入りバター)がしっかり冷え固まっていないと、 外側の焼き色がつきにくく、結果として「中まで火が通る前に外を焦がしたくないから 出してしまう」という生焼けループに陥りやすくなります。
まとめ:カヌレの生焼けは焦らず見極めよう
カヌレの中身が生っぽいと感じた時のポイントをまとめます。
- 焼きたてはとろとろなのが普通。3時間以上冷ましてから判断する
- 竹串にドロッとした液体がつく、断面に穴がない場合は「生焼け」
- 生焼けを食べると腹痛の原因になるので、電子レンジ+トースターで焼き直す
- 次は「生地を常温に戻す」「しっかり予熱」を徹底して再挑戦
カヌレは一見難しそうに見えますが、自分のオーブンの「クセ」を掴めば、お家でも感動するほどおいしいものが焼けるようになります。
今回のコツを活かして、ぜひ最高のもっちり食感を楽しんでくださいね^^

