さつまいもが酸っぱいのは腐ってるから?腐った時の見分け方も

さつまいもが酸っぱいのは食べても平気?

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さつまいもを食べたとき、なんだか酸っぱい…。

本来なら甘いはずのさつまいもから酸っぱい味がすると「腐ってる?」と不安になりますよね。

さつまいもが酸っぱいのは腐っていることもありますが、皮に含まれる成分が変化することで酸っぱくなることもあるんですね。

さつまいもが酸っぱいと感じたとき、まずはさつまいもの調理方法を確認してみてください。


今回は、さつまいもが酸っぱい原因や、さつまいもが腐ったときの見分け方をまとめました。

さつまいもが酸っぱい原因

サツマイモが酸っぱいとき

さつまいもが酸っぱいのは、さつまいもを皮ごと焼いたかどうかによっても変わります。

皮ごと焼いたさつまいもが酸っぱいのは食べられる可能性あり

皮ごとさつまいもを焼いたときに酸っぱいと感じたら、それはさつまいもの皮に含まれるクロロゲン酸という成分が原因です。

クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、さつまいもの皮付近に多く含まれます。

抗酸化作用が期待できる体にいい成分なのですが、皮が焼けるときにキナ酸という成分に変化してしまいます。

キナ酸は酸味を持っているため、焼き芋のような皮ごとさつまいもを焼調理のときに酸っぱいと感じることがあるようです。


クロロゲン酸やキナ酸はコーヒーにも含まれる成分。

コーヒーに酸味が出てくるのも、クロロゲンを焙煎する(焼く)ことでキナ酸に変化するからです。


もともとさつまいもが持っている成分なので、この場合は食べても問題ありません。

酸っぱいのが気になる人は、皮をむいて食べるといいでしょう。

皮ごと焼いてないさつまいもが酸っぱいのは危険

クロロゲン酸がキナ酸に変化して酸味を出すのは、さつまいもを皮ごと焼いたときだけ。

さつまいもを焼かずに茹でたり、そもそも皮をむいて調理しているのにさつまいもが酸っぱいと感じるなら腐っている可能性が高いです。

腐ったさつまいもを食べると体に異変が出て危険です。

皮ごと焼いたさつまいもでも、腐っていることがあるかもしれません。

いざというとき困らないように、さつまいもが腐ったときの見分け方を詳しく見ていきましょう。

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さつまいもが腐ったときの見分け方

さつまいも

さつまいもが腐ったとき、見た目・ニオイ・触感で見分けることができます。

見た目

・表面が黒くなっている

・白いカビが生えている

さつまいもは紫のきれいな色をしていますが、腐ると黒ずんできます。

一部分が少し黒いだけなら問題ないですが、大きく表面が黒くなっているのは注意。

また、白いカビが生えているのもさつまいもが腐っている証拠です。

ニオイ

・かび臭いニオイがする

・鼻にツンとくるような酸っぱいニオイがする

本来さつまいもは調理前はニオイがほとんどしません。

それなのに、嗅いだ時に気付くようなニオイがしてきたら腐っている可能性が非常に高いです。

かび臭いニオイや鼻にツンとくる酸っぱいニオイ、不快なニオイがするさつまいもは食べないようにしましょう。

触感

・ブヨブヨとやわらかい

・表面がヌルヌルする

・糸を引く

さつまいもを触ってみて、やわらかいのも注意が必要です。

表面がヌルヌルして糸を引いたり、なぜかさつまいもから水分が出ているのも腐っていると考えていいでしょう。


さつまいもは冷蔵庫で保存していても腐ります。

私は以前さつまいもをずっと冷蔵庫にしまいっぱなしにしたことがあって。

久しぶりに使おうとさつまいもを手に取ったら、ブヨブヨと指が入るくらい一部がやわらかくなっていてびっくりしました…。


私は明らかにさつまいもが腐ってると判断ができたので食べずに済みましたが、見分けがつきにくいこともありますよね。

久しぶりにさつまいもを使うときは、見た目・ニオイ・触感をよく確認してください。

腐っている箇所が少ないと「一部分だけ切り取れば食べられるかな?」と思うかもしれません。

しかし、見た目には現れなくても、細菌がさつまいも全体に広まっていることは十分に考えられます。

どれか1つでもおかしいなと感じたら食べるのはやめておきましょう。

腐ったさつまいもを食べてしまったら?

もしも腐ったさつまいもを食べてしまったら、以下のような症状が現れることがあります。

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢
  • めまい
  • 発熱

腹痛や下痢が数回だけで済むなら様子を見て大丈夫です。

自宅で横になって安静にしておいてください。

危険なのは、何度も嘔吐したり下痢を繰り返すこと。

脱水症状を引き起こすこともあるので、ただちに病院にかかるようにしましょう。

めまいや発熱も、自宅で横になっているだけではよくならないことがあるので、無理せず病院に行ってくださいね。

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さつまいもの保存方法

さつまいも

せっかくのさつまいも、できる限り長く保存したいですよね。

さつまいもは洗ってしまうと日持ちしなくなります。

なので、できるだけ土がついた状態で保存するようにしましょう。

  1. さつまいもは土がついたまま1本ずつ新聞紙で包む
  2. ダンボールや紙袋にさつまいもを入れて、風通しのいい場所に置いておく

上記の方法なら、2か月ほど保存することができます。


さつまいもを常温で置いておく場所がないには、冷蔵庫で保存する方法も。

  1. さつまいもは1本ずつラップまたは新聞紙で包む
  2. ビニール袋に入れて袋の口を軽く結ぶ
  3. 冷蔵庫の野菜室に入れる

土付きのさつまいもなら3週間ほど、洗ったさつまいもなら1週間ほど保存できます。

さつまいもは冷えすぎる場所に置いておくと低温障害を起こしてしまいます。

なので、冷蔵庫の中でも温度の高い野菜室に入れるのが日持ちさせるポイントです◎


さつまいもを冷凍する保存方法茹でたさつまいもの保存方法も要チェックです!

まとめ:さつまいもが酸っぱいのは成分の変化または腐っている可能性

  • 皮ごと焼いたさつまいもが酸っぱいのは、さつまいもに含まれるクロロゲン酸が酸味のあるキナ酸に変化するから
  • 皮ごと焼いてない・皮をむいたのにさつまいもが酸っぱいのは腐っている可能性が高い

さつまいもが酸っぱいと感じると焦りますが、焼き芋など皮ごと焼いたさつまいもであれば、皮をむいて食べれば酸味はなくなります。

しかし、皮をむいてもさつまいもが酸っぱいのであれば腐っている可能性が高いです。

腐ったさつまいもを食べると食中毒を引き起こし危険です。

食べる前には腐っていないかよく確認するようにしてくださいね。

関連記事:さつまいもは冷凍すると甘くなるって本当?甘くするための調理方法を紹介

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